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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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223.アース米栽培マニュアル

「ただいま〜。って、なんや誰も居らんのか」


司書ギルドから直接第二農地へ戻った俺は、珍しく誰も居ない農地に首を傾げる。


(時間的に……っていつの間にか閉門まで2時間切ってたんか。そりゃ少しでもレベル上げる為にフィールド行くわな。う〜ん、ちょっと静かすぎる気もするけど、読書するには丁度ええかもな)


誰も居ない理由に行き着いた俺は、少し寂しく感じながらも【アース米栽培マニュアル】を開いた。


========================

①概要

アース米:通常の種蒔きでも栽培は可能。だが【苗化】した状態で水耕栽培と呼ばれる農法で育てる事で、収穫出来るアイテム名が【アース米+】に変化する。

これは沼地や水源の多いアース周辺の土地に適合した為ではないかと、植物学者『ナホイ博士』は提唱している。


②栽培方法

A:通常の手順

他の作物と同様に、【耕す】→【種蒔き】→【水撒き】(【肥料散布】)→【収穫】の手順で行う。

※1地区あたり10粒まで蒔く事が可能。収穫可能になるまでに22時間必要。


B:水耕栽培

水耕施設(通常農地5地区分)にて栽培。

アース米の種に【苗化】のアーツを使用し、アース米の苗を作成→水耕施設に【苗植え】(【肥料散布】)→「収穫】の手順で行う。

※水耕施設1つあたり25本の苗を植える事が可能。収穫可能になるまで通常と同じく22時間必要。


③栽培に使用する魔道具・スキル&アーツ

A:魔道具

収穫鎌:収穫時に使用可能。【収穫】スキルレベル+1


脱穀機:【アース米】及び【アース米+】に使用可能。【脱穀】スキルレベル+1


B:スキル&アーツ

【苗化】消費MP5 ※スキルレベルx2粒使用可能

1部の種を苗の状態に変化させる。


【脱穀】消費ST5 ※スキルレベルx5個を対象に使用可能。【アース米】及び【アース米+】に使用する事で、アイテムを変質させる。


④その他

栽培者が【ダック】系の魔物をテイムしている場合、水耕施設で放し飼いをする事で収穫量が微増する。

========================


(エゲツないボリューム過ぎて笑えてくるな。どれを取っても有用な情報ばっかりやし、全部まとめたら1枚じゃ絶対足らんやろ)


2種類の栽培方法にアースの町付近の地理情報。そして新しい施設・農具・スキル・アーツに加えて、ダック系(鴨?)のテイムでの収穫アップの裏技まで、1冊の資料の割には盛り沢山な内容に圧巻される。


(特にアース周辺の情報。他のは予想してたけど、これは完全に不意打ち喰らったわ。というか水源や沼地が多いって、地球が水の惑星って呼ばれてるから、そういう設定にしたんか?それなら水耕メインの米がアースで手に入るのも納得いくけど)


色々と考察・妄想を交えながらも順序立てて要点を書き記していく。その結果、15分程で【アース米栽培マニュアル】の要約資料を仕上げる事が出来た。


(ふぅ〜、書きすぎて右手攣りそうや。でも、おかげで要約完了!また一歩アース米栽培に向けて前進前進やな!)


農作業で疲れた体を休めるつもりで始めた読書だったのだが、逆に右腕にダメージを負ってしまう。だが、その痛さも達成感の前には些細なこと。俺は右手をブラブラと振りながら高揚感に浸った。

どれくらいぼ〜っとしていただろう。緊張の糸が切れてしまい動くキッカケがないまま、只々だら〜と安楽椅子の揺れを楽しんでいた。


(そろそろ動かなあかんのに、全く動きたいと思えん。いっその事日が変わるまでサブスクでも楽しむか?……って、あれ?誰か戻って来たな)


このまま満腹度開始まで退廃的に過ごそうか?そう考えていた時、視線の先に転移の光が瞬く。


「戻ったぞ〜。って、ソーイチ1人か」

「おかえりユサタク。もうレベル上げは終わりか?」

「気分転換にちょっとだけだったしな。それより頼んでた本は見つかったのか?」

「ああ、無事ゲット出来たし、作物の方は要約資料も作っといたで」


帰還して早々に注文の本を手に入れたか確認するユサタクに、俺は2冊の本と要約資料を見えるように持ち上げる。


「流石ソーイチ、無事に見つけ出してくれたのか。ありがとう」

「どういたしまして。で、資料は今見るんか?」


「いや、モチョが帰ってきてから読ませて貰うから、クラン倉庫に入れといてくれ」

「あっ、その前に複製するわ。【5枚刷り】……これで良し!とりあえずオリジナル込みで6枚入れとくわ」

「ああ、ありがとう」


俺は完成したばかりの資料をクラン倉庫へと放り込んだ。その後は読書中に回復した分で畑仕事をしながら、今日一日でやり切った事についてお互い話していく。


「……ってな感じで、今に至るって訳や」

「なるほどな。8時間の畑仕事やワールドアナウンス。その後は未来に繋がる良書を借りて読書か。中々に充実した1日じゃないか」

「ああ。スローライフっぽくて、ええやろ?」


「ふっ、確かにな。ところで話の流れに依頼納品が出てこないが、ちゃんとやってるよな?その為に頑張って来たんだもんな」

「ええ!?……あ゛あ゛あ゛!!?!?収穫だけで満足して、種も作物も何一つ納品全然出来てない!」

「あちゃ〜。またド忘れかよ……」


ユサタクの疑問から、またしても致命的なド忘れが発覚してしまうのであった。

次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
水田は水耕栽培ではないですよ。 「水耕栽培」は土を使わないで水(培養液)だけで育てる栽培方法なので。 (この世界ではそう呼ぶという設定だとしたら申し訳ないです) ダック系の貢献は面白いアイデア!でも…
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