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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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221.ひと仕事終えた達成感と【無の心】

現在の時刻はゲーム時間で14時、農業モード開始から8時間程経った頃、俺は農地の脇で倒れ込むように横たわる。


「づがれたぁ〜〜〜!もう右腕が上がらん!でも俺はやった!やり切ったぞ!!」

「ははは……。よくもまぁ3桁の農地の手入れを2人でやり切りましたよね……」


疲労感と達成感が絶妙にブレンドされた心持ちで、俺は周りに憚らず思うがままに言葉に出すと、途中からお手伝いしてくれたモチョが死んだような目で応じる。


なにしろ8時間、少しの休憩以外は常に農具を手にし動いていた。そしてSTとMPが残っているうちはアーツを駆使していたが、それ以外は己の肉体と精神に無理をさせて作業を続けていたのだ。

頻繁に聞こえてくるレベルアップのアナウンスと共に頑張るモチョ(戦友)が居なければ、途中で心が折れていたかもしれない。


「収穫と水撒きをソーイチさんに、耕すのと種蒔きを私といい感じに役割分担出来ましたね。おかげで【耕す】と【種蒔き】のレベルが5まで上がりましたよ」

「おお、おめでとう。こっちも色んなレベルアップに加えて、【種化】と【肥料散布】が4まで上がってくれたわ」


「おお!このペースなら明日にはアレが手に入るかもですね!」

「あっ、ちょいストップ。ここ第一やから」

「あっ、すいません」


称号【大地主】の消費ST減効果をフル活用する為、自分の土地100地区以上がある第一農地の方で畑仕事を行なっていたので、セキュリティが少しゆるい。幸い目の届く範囲にはクランメンバー以外居なかったが、念には念をの精神でモチョを戒めた。


「まぁ、おかげでスキルのレベルもたんまり上がった!この感動・疲労感、そして達成感は作家として書き留めなあかんやろ!」

「おお〜体験レポートですか。それなら私をヒロイン感増し増しでお願いします!」

「ははは、確かにアリやな」


いまだに重さの残る体と頭を無視して立ちあがった俺は、この8時間の工程・感情をストレート(モチョパートだけ大袈裟)に紙に書き殴っていった。

30分弱で体験レポートも書き上げた後、俺は再び地面に大の字に寝転びぼ〜っとする。


(ふぅ〜。モチョは待ちきれんかったんか、いつの間にか別んとこ行ったし次何しよかなぁ。肉体労働ぎょ〜さんやったし、次は読書か?……って!?)


ースキル【瞑想】のレベルが上限に達しましたー

ー称号【無の心】を取得しました。報酬としてMPが10ポイント上昇します。また、この称号はプレイヤーでは初めての獲得になりますが、称号名は公表しますか?ー


そんな時に【瞑想】スキルが上限レベルに到達。システムから称号の開示の有無を尋ねられる。


(あちゃ〜。寝太郎君より先に上限なっちゃったかぁ。彼には少し申し訳ないけど、レースやし勘弁して貰おう)


俺より遥か先を進んでいた寝太郎君を追い抜いてしまった事に少しの罪悪感を感じながらも、いつも通り【公表しない】を選択する。


《ソーイチ様がプレイヤーで初めて称号【◯◯◯】を獲得いたしました》


結果、ワールドアナウンスの知らせがMJO中に響き渡った。


ピコン ピコン

(おお、ワールドアナウンス名物、大量のフレンドコール来たな。返信も大事やけど先に称号の内容確認からさせて貰うで)


心の中で、祝福コールを送ってくれた皆に謝りながら、俺はステータス画面を開き称号を確認していく。


========================

【称号】

【無の心】(取得時MP10ポイント獲得)

称号セット時、【瞑想】のスキルLv +5

========================


(効果は予想通りスキルレベル+5か。確か休憩系スキルは1レベル毎に回復時間が6秒短縮やから、称号付けるだけで30秒。……うん、ぶっ壊れ性能やな!)


【瞑想】はレベル1の時は3分間にMPが2ポイント回復スキルである。だが、【瞑想】MAXに加えて【無の心】をセットした場合はスキルレベルが15相当になり、結果1分36秒後毎にMP2ポイント回復とおよそ2倍の効果になってしまう。


(改めて数値化すると効果のえげつなさがわかるよなぁ。しかも【心眼(序)】のおかげで常に回復するとなると、継戦能力やポーション支出の節約。さらに回復した分でアーツ打つ量も増えるから経験値の効率まで上がるしヤバすぎ……って、うん?)


新たな力を理解し、その効果の大きさに内心震え上がっていた時、


「……〜い、お〜い。いい加減戻って来〜い」


いつの間にか近くまで来ていたユサタクが掛ける声に気が付いた。


「うぉ、ビックリした!?急に声掛けんといてや」

「いやいや、ソーイチがステータス画面開いてニヤニヤしてる間、ずっと声掛けてたぞ」

「マジで!?」

「マジだ。というか、周り見てみろよ」

「うん?……うぉっ!?」

「「「「じ〜〜〜〜〜」」」」


ユサタクの言葉に起き上がって辺りを見回したのだが、そこにはクランの仲間達に加え、【農協】【オモイカネ】と友好的なクランのメンバー。そしてかなり離れたところに十数人の野次馬がこちらを見つめていたのだった。

次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
あ~あ、やってもうた( ̄▽ ̄;) 掲示板にナニを書かれるやらwww
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