表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

236/253

214.交渉成功からの追加の要求

「……うん、ソーイチさんのアイデアでいきましょう!」

「おっしゃ!」


おそらくは通ると思っていたのだが、アレンからのゴーサインを受けた瞬間、俺は反射的にガッツポーズをしていた。


「それにしても、いくら有利な立場とはいえ、よくここまで譲歩しましたよね。こちらはギルドの都合しか言えてなかったのに……」

「まあ、一刻も早くアース米をゲットする為やし、そこは仕方ないわ。ただ気に病むんやったら、1個だけ条件の中に入れて欲しい項目があるんやけど」

「発起人のソーイチさんですし、なるべく叶えてあげたいのですが少し聞くのが怖いですね」


俺が無茶振りするのではないかと、苦笑い混じりに警戒するアレン。


「とはいえ当たり前のことしか言わんよ」

「本当ですか〜?ソーイチさんの事ですし、なにか罠とか仕込まれてそう」


「失礼やな。ただアース米の試練を受けるスタートラインを設定したいだけなんや」

「ス、スタートライン?」

「ああ。挑戦者自身がアース米について尋ねる。この行動を参加条件にして欲しいんや」

「……なるほど、そっちが本命ですか」


俺の提案から本当の狙いを察したアレンは、呆れたような目付きでこちらをじ〜と見つめる。


「別に変な話ちゃうやろ?アース米関連について、求める人は全員が参加出来る。『求めよ、さらば与えられん』ってやつやな」

「確かにソーイチさんの言う通り、種を欲する人皆が恩恵を得る。確かに平等ですよ。ただアース米に辿り着く難易度を無視すればですが」


「それこそ道筋はいっぱいあるやろ」

「ええ〜、あります?」


「俺らみたいに飯屋で発見でも良いし、図書館で資料見つけるもありや。俺らが販売してるのを見て聞き出すのもアリやし、誰も試練クリア出来ず結局アースの町で現物を発見でも良い。ほら、思い付くだけでも結構あるやろ?」


「物は言いようですね。でも落とし所としては悪くないですし、参加条件のアイデアは採用しましょうか」

「流石アレン、思い切りええね」

「ハァ〜〜〜」


結局俺達の望む形で決まった事にモヤモヤする所があったのだろうか?彼女は深くため息を吐いた。


「まあ、ソーイチさんにはお世話になってますし、これくらいはいいでしょう。ただ試練の内容を考える必要があるので、開始まで少しだけ時間かかりますよ」

「まあ急な話やったもんな。で、どれくらい時間掛かりそう?」


「試練の条件を決めたり書類を準備する必要はありますが、遅くても本日の閉館までには準備出来るとは思いますよ」

「そっか。じゃあ19時過ぎにまた寄らせて貰うわ」

「ええ。お待ちしております」


こうしてアース米についての交渉はおおよそ満足のいく結果に落ち着く事が出来たのだった。

ソーイチ:交渉大成功!!

フワフワ:おめでとうございます〜。

ユサタク:おめでとう!それで、種は貰えたのか!?


ソーイチ:それはまだや。でも、今日ギルド閉まる前までには、種ゲットの為に必要な試練内容を教えてくれるって言ってたで。

ユサタク:流石に無条件では無理だったか。


ソーイチ:というか独占は相手の反応的に無理そうやったわ。

アマネ:それなら、あまり稼げそうにないですね。

ユサタク:流石に未解放の町の物資を、自分達だけで独占は許してくれなかったか。


ソーイチ:でも、かなりウチらに有利な条件を設定する事が出来たから、当分は先行者利益稼げそうやで。

ユサタク:有利な条件?一体何をふっかけたんだ?

ソーイチ:それはやな……。


不思議そうに尋ねるユサタクに、俺はアレンとの交渉の一部始終を話した。


ユサタク:なるほど。『スタートライン』と『農業関連の試練』か。この2つの壁があるなら、かなりの時間を稼ぐ事ができるな。

ソーイチ:そうやろ?話しながら考えたにしては、良いアイデアやと思わんか?


フワフワ:確かにアドリブでコレはスゴいのですが、素直に褒めたくはないですね〜。

セキライ:独占を諦めると言いながらのコレっすもん。話を聞いてたアレンさん、一体どんな気持ちだったんっすかね。

ソーイチ:酷いな!?


我ながら素敵な策略だと思うのだが、綺麗に決まりすぎて少し引かれているようだ。


ソーイチ:ただ1つだけ補足しとくと、前提としてアレン個人としては許可出してあげたいって気持ちありきでの交渉成功やからな。

ソーイチ:今までの積み重ねがあったからこその成果やし、その点は勘違いせんといてな。

ユサタク:ははは、わかってるよ。

セキライ:俺達はソーイチさんの活躍を一番間近で見てきたんすよ?揶揄いはしても、勘違いはしないっすよ


ソーイチ:今までの反応はフェイクやったんか!?

アマネ:ははは、プロゲーマーにまともな倫理観なんてないですし、コレくらいで引かないですよ

ソーイチ:それはそれで、どうなんや……。


揶揄われていただけなのは理解できたが、それ以上の問題発言が飛び出て俺が少し引いてしまう。そんな空気感の中、小さくも大きな出来事が起きる。


ベイクドモチョチョ:おはよーございます。楽しそうですけど、何かあったんですか?


それはアース米の事をまだ何一つ知らない、クランで一番の食いしん坊、モチョの参戦なのであった。

次回は1月9日(金)午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
またしても何も知らないモチョ……www
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ