表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月2日② 特殊個体と【暁の狼】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

217/253

197.次の調査と絆のクリスタル

ー司書のレベルが11に上がりましたー

ー付与魔術師のレベルが3に上がりましたー


「よっしゃ!」


撃破と同時に鳴り響く2つのレベルアップを告げるアナウンス。そしてソロの時ほどでは無いが、膨大な獲得経験値に1人ニヤリとしてしまう。そんな不審者丸出しの俺に向かって、サブパーティーへ連絡を終えたクロードが話しかけてきた。


「この様子だとジョブかキャラのレベルが上がったっぽいな」

「ああ、俺のレベル的に美味しい敵やからな。戦闘参加してないのに、こんなに貰えて申し訳なく感じるレベルやわ」


「そこは役割の違いだから気にすんな。それにソーイチは面白い奴だし、ドンドン成長して今後もパーティー組みたいと思ってんだよ」

「ははは、Bランク様にそこまで評価されてるとか、俺も傑物に一歩踏み入れたって感じか?」


「そうかもな。まぁ、その分期待には応えてくれよ?って、話が逸れたな。あいつらがドロップ集めたから、提出用の撮影頼みに話しかけたんだった」

「ビジネスのお話やったか。じゃあ早速、【ビジョンスキャン】からの【5枚刷り】!はい、出来たで」


丁寧に仕分けられたドロップに向けてアーツを連射。出来上がった写真をクロードに手渡す。


「サンキュー。それにしても、このレベルの魔物にしては凄いドロップだな」

「そうなん?」

「そもそも1匹で数種類のアイテムを同時に落とすのがレアなのに、それに加えてドロップするアイテムの質や量が凄い。さすがは特殊個体様ってところだ。それでソーイチ、この中で初見のドロップはあるか?」

「いや。新規のアイテムはないし量も全く同じやな」


「量もか……。スライムゼリーくらいは増えてるかと期待してたのになぁ」

「逆に考えたら、個数込みで確定ドロップってやつとちゃうか?」

「う〜ん、収入が安定って考えるとアリなのか?ただもう一つ気になるのが、他のスライムみたいにソルトボールで倒したら、特殊なアイテム出るんじゃねぇか?」


繁々とドロップアイテムを検分していたクロードから、別視点での疑問を投げかけられた。


「いやいや、調査で何度も投げたけど全部弾かれてたやん。コイツには効かへんのとちゃう?」

「いや、効かない理由は外殻だろ?それを全部剥いた後なら効くだろ、スライムだし」


「確かにラストアタック前に試してないもんな……。でも見た目だけでラストって判断、俺らに出来るか?」

「おいおい、あんなに徹底してたカウント、聞いてなかったのか?あいつの外殻の数と進化の為に喰ったスライムの被膜の枚数。あれ完全に一致してたぞ?」

「あっ!確かにそうやん!うわぁ〜、頭から完全に抜けてた!」

「調査役なんだからしっかりしろよ〜。こんなに良い報告書が書けてるのに、自分で活かせないの勿体無いぞ」


俺の懸念に対し、呆れた口調で返すクロード。言われてみれば進化の経緯から考えるとまず思い付く筈なのに、スルーしているとか我ながら抜けてると少し反省。

その姿を見たクロードは、俺が戦闘中に書いたメモを見ながら、揶揄い交じりに励ましてくれた。

「さてと、全員ソーイチのメモと写真は確認したな。今回の遭遇で最低限の調査は達成した。ここからはボーナスステージだ。ラストアタック以外は自由にやってくぞ!」

「「「「おお〜!!」」」」

「では出発!って念話かよ。タイミング悪いな!」


『どうした?何かハプニングか?』

『こっちでも群れ発見しました。リーダーとソーイチさんはこっちに来てください!』

『何!?アレで飛んでくから、群れから離れたところで待機しといてくれ』

『了解!』

そう言ってクロードが会話を打ち切った。


「タイミング悪い事に向こうでも群れを見つけたみたいだ。これから俺とソーイチで向かうから、しばらく待機してくれ」

「ははは、ここからはドロップも報酬になりますし、たんまりと稼いできてくださいね〜」


「おうよ!じゃあ、ソーイチ。行くぞ!」

「いや行くって、サブパーティーって結構離れてるやろ?一旦泉飛んでから向かう感じ?」


「いや、あっちにはヨナがいるから、これでひとっ飛びでいけるぞ」

「うん?転移クリスタルにそっくりやけど、それなんなん?」


そう言ってクロードは俺の持つ転移クリスタルと少し似ているアイテムを取り出した。


「ふっふっふ。これは【絆のクリスタル】ってアイテムでな、お互いに持っているクリスタルに直接転移する事が出来るんだ」

「拠点じゃなくて個人間での移動か!そりゃ凄いな」

「ただ俺とヨナの分しかないから、ソーイチは俺の腕に掴まってくれ。それで一緒に飛べるから」

「オーケー、こうやな」

「そう、それで良い。じゃあ行くぞ!」


俺が左腕にしがみついたのを確認したクロードは、もう片方の手に持った絆のクリスタルを天にかざす。

すると目の前が光で覆われて全身を浮遊感が包み込む。それらが収まったタイミングで目を見開くと、周りの景色が変わり、


「ようこそ、ソーイチさん。ベビースライムの群れはあっちですよ!」


ベビースライムの群れを指さすヨナが目の前に現れたのであった。

次回は12月21日(日)午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ