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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月2日② 目指せ【開拓者】

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186.森フィールドの登録と印刷機再び

ー【ノア東部の森】のシンボルを解放しました。以後、転移クリスタルへの登録が可能になりますー


到着の雄叫びを上げた後、忘れないように転移先へ登録。今後はSTが貯まり次第伐採する事が出来そうだ。


「2人とも登録出来ましたか?」

「ええ、終わりました」

「俺もオーケーや」

「では、今からSTが空っぽになるまで、伐採して下さい」


「うん?この後別の所も登録行くんやろ?使い切るのはそれからでも遅くないと思うんやけど」

「ここでSTを使い切って【見習い木こり】のレベルを上げた方が、ステータスも上がってマラソンが楽になるんですよ」

「さぁ!ボサボサしてないで伐採しまくるで!」

「気持ちはわかりますが、変わり身早すぎでしょ……」


先程までのマラソン(苦行)を少しでもマシにする為に、アッサリ意見を変えて斧を手に取る。そんな姿を見たアマネは、呆れた表情で呟く。


(さてと、さっき確認し忘れた経験値の確認するかな)


いつもなら新スキルの場合はまず経験値チェックに入る所を、マラソンの疲れで忘れてたので、獲得経験のを確認をする事に決める。

その結果、1回の伐採で10ST使用、獲得できる基礎経験値が20だと判明した。


(経験値効率は使用STの2倍で農家系と同じやな。これ伐採だけじゃレベル上げるのキツいぞ〜)


次々と樹木にアーツを放ちながら、獲得経験値と見習い卒業への遠さに残念な気持ちになる。

それでもSTを使い切った頃には【見習い木こり】と【見習い文武両道】がLv4にまで上昇し、獲得した木材も50本を超えていた。


「お〜い。こっちはST使い切ったで」

「私も終わりました」

「よし!それではもう1つのシンボル解放が待ってるので、一旦門まで転移します」

「「「「は〜い」」」」


ゼロの一声に返事を返した俺達は、ノアの町の門まで転移。そこからは北西方面へ走って向かう事となった。

ー【ノア西部の森】のシンボルを解放しました。以後、転移クリスタルへの登録が可能になりますー


「ゼェ〜ハァ〜。道中まっっったく!魔物出なかったんやけど……」

「はぁ。はぁ。そのせいで休憩なしでペースも落ちずでしたね……」


北東の森と同じく数十分間移動をしていたのだが、なんと一度も襲われなかったのだ。


「ここまで魔物いないの初めてっす!」

「いつもなら4〜5回は戦闘あるはずなんですけどね〜」

「マジか。フィールドバンバン行ってるゼロ達でも珍しいレベルやったんか」

「ええ。激レアですね」

【ユーザータクティクス】の一軍メンバーで戦闘のプロから見ても珍しい現象らしい。


「今魔物のポップ数も上がってるのにへんやな」

「確かにそうっすね。でも今は短時間でシンボル解放出来た事を喜ぶっす」


「そうですね。今解放した2つの森はベビー系しか魔物出ないので、1人でも木こり系のレベル上げ出来る良いスポットなんですよ」

「お手軽すぎて畑仕事が疎かになりそうやけど、今の俺にはぴったりな場所やな」


仲間達がいるとはいえ今は魔物も出現するフィールドだ。道中に魔物出ない問題は暇な時に考えることにした。


「以上で予定していたツアーは終了ですね。まだ時間ありますし、北部の大森林の解放も行けそうですが、どうされますか?」

「私は参加します。ソーイチさんは?」

「最低限解放しとかなあかんシンボル解放したし、これで帰るわ。【スキャン】上げもやらなあかんし」


「ではソーイチさんとはここまでですね。ツアーお疲れ様でした」

「今回は護衛と道案内してくれてありがとう。また時間ある時にでも北の大森林の案内お願いするわ」

「ええ。その時は任せて下さい」


こうして俺はツアーから1人抜け出し、ノア・タイムスへ転移する事にした。

「いらっしゃい。報告は終わったの?」

「オヤツの時間より前には終わったわ。でも今度は【スキャン】を上げなあかんくなってな。印刷系の依頼残ってない?」

「それなら明日配達分があるけど、何枚行く?」

「そうやな……」


俺はステータス画面を開きMP状況を確認する。


「レベルアップも絡めて500枚はいけると思う」

「じゃあ、これなんかどう?昨日受けたのよりは安いけど」


===================================

【新聞の印刷業務】

指定された記事の複製を作成する(上限2,000枚)

※【初級MPポーション】200枚当たり1本支給


必要技能:【スキャン】【メモLv10】

推奨技能:【スキャンLv3以上】

【報酬】(100枚当たり) 60AGP 60CGP 支給したポーションの余り

【期限】本日の22時まで

===================================


「ホンマや。昨日受けたのやつの半分やな」

「うん。昨日の依頼は緊急増刷分の依頼だからね」

「通常分か。それにしては初仕事の時と比べて支給ポーションに結構差があるけど、やっぱりポーション高騰のあれ?」


「うん、ポーションの値上がり止まんないんだもん。とりあえずアースを解放するまでは、ゴールドやポーション少なめポイント多めのレートで続きそうだよ」

「まあポイント増えてるんやったらええか。これ受けるわ」


「はいよ。じゃあこの引換券もって作業部屋行って。そしたら担当する原稿渡されるから」

「オーケー。なるべくいっぱい印刷するわ」


俺はコビーから引換券を受け取ると、作業部屋へと歩いて行った。


次回は12月9日(火)午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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