おまけ #1
このおまけを読まれる際は、一話を全て読んでからか、または1-4を読み直し、内容を思い出してから読んでいただくことを強くお勧めいたします。
おまけ #1,勝利と栄光の裏側。
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「……」
――やぁ、俺の名前は〝炎爆の盗賊団〟団員〝B〟だ。
……まぁ、名前のことで色々思うところがあるかもしれんが、とりあえずは無視してくれ。そしてさっそくだが、本題に入らせていただこう。
……実は俺、今ものすごくピンチなのだ。
……え? 何がピンチかって? それはだな……詳しくは言えん。なぜか? それはこの後俺が述べる単語…つまりは〝ヒント〟を元に、答えを導き出してくれたまえ。
よし、ではいくぞ? ヒント1から順に――
民家
盗み
突然
腹痛
便所
すっきり
ズボン
上げる
途中
光剣
飛来
刺さる
停止
丸見え
――ってな感じなのだ。
……どうだ? すっげーピンチだろ? しかも今、目の前のドアの奥からはこんな声が聞こえてくるしまつだ。
『――おい! ここを開けろ! 我らはこの町を守る聖なる兵士だ!! 〝炎爆の盗賊団〟! お前がそこに隠れているのは分かっているんだ! 無駄な抵抗は止めろ!!』
……さぁ、どうする? いや、何か知らねーけど、剣が刺さってから全く動けないから、どうしようもないんだけどね? まさに袋のネズミってやつだよこりゃあ。
――と、そんなことを思っていると、さらにこんな声が聞こえてきた。
『……仕方がない。扉を壊して入ろう』
『ああ、それしかないな』
……。
…………。
………………。
――ふっ、
――終わったな、俺の人生……二重の意味で……。
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