緊急事態?
「3」「2」「1」「ドカーン」
「ワーーイ」「なぜなにじえいたい」
画面が切り替わり、グッタリと横倒しになっいるまきぐも君が映し出される。
「・・・・・・・・・・・・」
画面が引くと画面右端から小走りでまきぐも君の横まで来て声を掛ける猫耳メイド姿の和美。
「ちょっとまきぐも君、もう始まってるンだけどー」
「えっ? あっ!」
起き上がり体を揺らす。
「み、みんなー、まきぐも君だよー。アハハ、ゴメンねー」
「もう確りしてよまきぐも君。みんなー、和美お姉さんだにゃー今日も護衛艦のこと解説するにゃー」
可愛い猫のポーズをする和美。
「で、今日は玄門三直からだっけ?」
「そうね、三直も忙しいのにゃー、順を追って解説していくにゃー」
「わー、楽しみ・・・・・・」
「ホントにどうしたのまきぐも君、おかしいよ特に顔がにゃー」
「ハハ、そうだね。ハ~」
「・・・・・・ちょっと一回止めて、このままじゃ続けらんない」
和美がカメラの方へ近付いて来る。
「お、おい、なに勝手なことー、あっ!」
カメラが上を向く寸前、衝立の向こうに誰かが立ち上がるがプッ! と突然画面が真っ白になる。




