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救助訓練ぽよ。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「さてさて、オレンジ色の人形が右舷に落ちたので『教練、人が落ちた右 !!』のマイクが入る」


「ここからが当直士官の腕の見せ所よね」


「そう、当直士官は徐に『面舵、おもぉかーじ』と指示する」


「左舷に落としたら取り舵ね」


「そして操舵員が復唱して舵輪を回し、舵の角度表示が十五度になるのを確認して『面舵十五度ー』と報告すると直ぐに当直士官は『いっぱい』と指示をする」


「人形はあっという間に後方に流れていくけど、艦は艦尾を振るからスクリュー巻き込まない様にするのね」


「いっぱいと指示されると復唱して操舵員は更に舵輪を回して、角度が三十度になると『面舵三十度ー』と報告する」


「ここからが難しい所よね。でもオレンジ色の人形じゃなくて青い帽子に青い作業服を着用している乗員を見つけるのって大変よね」


「ほとんど海の色と変わんないからね。どうなるかは落ちてみないと分からないな」


「そんなこんなで当直士官は人形を確認してゆっくりと艦を寄せていくのよね」


「ここで甲板の様子を話そうか」


「待って、もうそろそろじゃない ?」


「あ、そうだね。ちょうどアルコールがきれてきたところだよ」


「……今からまた飲むのね」


「フッ、それじゃあみんなー」


「「バイビーー」」


 ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。

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肝臓御大事に。
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