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5-5改


 愛梨の場合。





 ……とはいえ、このままでは全く話が進まないな。

 そう思ったボクは、とりあえずは、と話を別方向へと向かわせることにした。

 「――じ、じゃあさ、甲呀? 甲呀のことはいったん〝保留〟にしておいて、他のみんなの意見も聞いておこうよ。それから色々考えよ?」

 「……相分かった。――では泰介、そう言うお前の意見から先に聞こう。〝変態〟部の部長としての考えを聞かせてくれ」

 「いや、だからボクはノープランなんだけど……」

 ……まぁ、いいか。何でもいいから適当に考えつくことを言っておこう。

 じゃあ……ボクは愛梨さんのことを指差して話した。

 「例えば愛梨さんの〝露出癖〟について、なんだけど……それって、ただ単に〝我慢〟を覚えればいいだけなんじゃ……?」

 「――そ、そんな! それじゃあ〝ストレス〟が溜まっちゃうじゃないですか! ストレスは身体によくないんですよ!!」

 「え……いや、でも、そうしないと治らないんじゃ……」

 「ムリです! 違う病気になっちゃいます!」

 「……」


 ――この部活はこんな人ばっかりなのかッッ!!!!!


 愛梨さんが傷つくといけないから口には出さなかったけれど……とにかく心の中でボクはそう叫んだ。





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