第56話 「I」nglishを舐めるなよ!
あいかわらず絶好調のIさんですが、彼の英語はもはやEnglishではありません。「I」nglishという新たな言語と言っていいでしょう。
だあ、だあ、叫んでるだけだろ? と思われがちですが(おまえが一番そう思ってるだろ? というつっこみは置いておいて)、慣れてくるとコミュニケーションが可能です(ほんとかよ!)
1)基本形
「~だぁあああ!」(~の部分には、各種単語が入ります)
意味 (いろいろあります)
~だからな、それをやっておけよ。
ちがうそうじゃない。それは~なんだ。
~をやるぞ。
これは~だ。
2)否定文
「~No. だぁああ!」
意味 (やっぱりいろいろです)
~じゃないからな。それをやるんじゃないぞ。
~やったらだめだからな。
~がないぞ。
これは~じゃない。
3)疑問文
そんなものはありません。
なぜなら「I」nglishとは自分の意見を押しつけるもので、他人の意見など聞かないからです。
どうしても聞きたいことがある場合は、「ん?」と不思議な顔をします。
4)命令文
ある意味、すべて命令文です。
なぜなら、彼が「I」nglishを使う相手は、すべて命令すべき相手だから。
案外馬鹿にしたもんじゃありません(え、おまえが一番馬鹿にしてるって?)
彼はこれでひと現場通しました。
プロジェクトマネージャーとしての業務を全うしたのです。
さあ、英語に自信がないけど海外行かなくちゃならなくなったあなた。すこしは自信が持てたでしょうか?
どんなに英語が苦手な人でも「I」nglishなら今すぐ使えますね。
さあ、みんな海外に出よう。
ポンコツアシスタントなんていらないよね。




