過保護...?
前回のあらすじー
ハツユキちゃんの力が弱すぎてメリーさんでも、ハツユキちゃんの身を守る道具を作るのが難しい...
だから、メリーさんは、護衛を提案してきたよ。
「えっ...んー...白冬家の妹にはなるけど...一緒に住むわけじゃないし...それをしてもらうのは流石に悪いよ。」
ボクは、もし危険な目に会った時に無事であるための保険が欲しいだけだ。
だから、スタンガンとかそう言うレベルのものでいい。
護衛は明らかにやり過ぎだし、メリーさんに申し訳ない。
「そっか。でも念の為に、メリーさんに緊急信号を送る機械は持っておいて。それを押してくれたら直ぐに飛んでいくから。」
そう言って渡されたのは、紅色の宝石がアクセントのブレスレットだった。
「その紅色の宝石にsapを流してみてくれない?」
えと..........
「あの...sapってどうやって流すの?」
「え!?」
「いや...なんかごめん。」
sap操作の基本と言えば、モノにsapを流すこと...っと言っていい。
エンチャントをするにも、特殊能力を使うにも、「sapを流すこと」が出来ないといけない。
だがハツユキちゃんの場合、「何故か」思うだけでハツユキちゃんに変身出来たし(もう切れないけどね)、モノに流す分のsapも無かった。
だから、今までsapを流すことをやってこなかった。
「えぇえ!!どうやってって...どうやってって言われてもなー...」
そして、モノに特殊能力を流すという行為は、自転車に乗るようなものに似ていて、1度で来てしまうと意識しなくても出来てしまう。
だから...説明ができない。
「え...と、こうなんていうかね?...うん。多分出来るようになるまで練習しなきゃだし...先にそれの説明しよっか...」
諦められた件...しょぼん...
「その宝石の部分にsapを流せば、そのsapの持ち主が登録されるの。それで、登録された人が、その後、3秒以上その宝石を触り続けると、メリーさんにハツユキちゃんの居場所情報と危険だよって通知が来るようになってるよ。」
なるほど、どんなシステムで動いてるのかは分からないけど、これがあればもしもの時になるかも...でも...
「登録するのにsapを流せないとダメなのか...」
「...登録出来るまでは、メリーさん...護衛するからね?」
「え...?」
「ハツユキちゃんをそのままほっとけないもん...」
そうメリーさん少し顔を赤らめていった。
「...過保護?」
いや...過保護なの?...過保護なだけじゃ顔赤らめたりしないよね?...え?




