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ハツユキちゃんと実況部

 ハツユキちゃんは絶賛困惑中である。


 何故なら、半強制的に入れられた特殊能力学園の特別クラスのある校舎前でリンさんと鉢合わせたからだ。


「ハツユキちゃんって...特殊能力者だったの...?」


「あぁ...えと...」


 あぁ、詰んだかも...


「んー...でも、ハツユキちゃんが特殊能力者だったのなら学園内で噂になっててもいいはずだけどなぁ...」


 っと思いきや、なんか誤魔化せそう?


 なんかよくわからない学園長の気遣いで編入という扱いになったが、本当は特殊能力を隠してた犯罪者扱いされてもおかしくはなかった。


 だから、最初から特殊能力学園にいましたよー感をだして編入生であるということを誤魔化したいなーって思う。


 リンさんほどネットに影響力のあるゆー〇ゅーばーに「実は特殊能力隠してましたー」なんてばれたくはない。


 ってことで、


「( (...つい数週間ほど) (前に編入になって))...特別クラスなら強制イベント以外来なくていいって言うからずっと来てなかったという...」


「あっ!なるほど!それだとなかなか会わないのも納得できるね!実は私も特別クラスなの!一緒だね!」


「え!そうなの?」


「船島凛2年だよーよろしくね!」


「白冬初雪2年...えとよろしくね?」


「ハツユキちゃんも同じ2年生なんだね。 (...ハツユキちゃん) (とクラスメイト...) (うへへっ)


 なんて感じでうまく誤魔化して、その流れで自己紹介していると...


「凛遅い。」


「アイスまだ?」


 っと校舎の中から出てくる二つの影が...


 ただゆー○ゅーぶで聞いたことがある声ようなとそっちを見てみると、


「白兎ちゃんと黒兎ちゃん!?」


「「えっ!ハツユキちゃん!?」」


 っとさっきした流れと同じようなことが起こった。




 特別クラス校舎の3階、「実況部!」と書かれた部屋へと、リンさん達に連れられてきた。


 16畳位のかなり広い部屋に、床は一面フローリング、1部にはカーペットも引かれている。


 デスクトップパソコンやカメラ、マイクが置かれているのは当然のこと、他にも、キッチンが有ったり、ベッドやソファーが置かれていたり、テレビがあったり...っとなんかめちゃくちゃ快適な生活が送れそうな感じ。


「その辺のソファーに座っていいよ。」


 そう言ったリンさんはお茶を入れに台所に向かった。


 なので待っている間、黒兎ちゃん白兎ちゃんと話すことにしよう。


「うんok!...えーと兎崎黒ちゃんと、兎崎白ちゃんだっけ?」


「うん。そうだよ。」


「黒たち、特別クラス1年生。」


「でも、ウチら凛含めて3人とも授業には一切でてない。」


「ずっとここで過ごしてるよね。」


 ...おっもしや同類?


 って、黒兎ちゃんは一人称「黒」で、白兎ちゃんは「ウチ」なんだね。


 白兎ちゃん黒兎ちゃんは、双子姉妹だけあってほとんど見分けがつかない。


 けど、こういう細かいところで個性が出てるのっていいなと思う。


 パッと見分けられるように2人は、自分の名前の色のヘアピンをつけているんだけど、それがなくても見分けられるようになりたいね。


「はい。お茶。どう?ここの部活は。」


「かなり自由にやってるんだね。こんな部屋見たことないし。後3人がたまにコラボしてるのって部活の繋がりがあったからなんだね。」


 検査で呼ばれた時なんかに、他の教室や部屋の前を通ったりしたが、そもそもフローリングの部屋すら見た事がない。


 この部屋はかなり異質だと思う。


「この部屋は、この部活を立ち上げた時にみんなで魔改造したからねー。いいでしょ?」


「床、フローリングはウチの希望で無理やり押し通した。お金すごいかかった...」


「キッチンは黒が料理動画あげようと思ってお願いしたけど、めっきり凛しか使ってない...」


「...魔改造は凄いけどなんか無駄使いしてるような部分がありそうだね...」


 いやだって、フローリングなんて床1度ひっぺがさないとダメだろうし、キッチンは水道やらガスやらを引っ張ってこなきゃ行けないしでどんだけお金かけてんのって感じだよね。


「あはは...それでね?実況部って名前の通りなんだけど...ハツユキちゃんもどう?一緒にやらない?」


「実況部?...どうしようかな...」

やっと、メインキャラが出揃った...ここから本格的に勘違いが始められる!

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