第80話 バレンタインだしチョコで遊ぶんだまんごー。
「深山と平田ってことはさ、クワガタだよね〜。深山鍬形と平田鍬形だよね。有名だよねっ……ねっ? まんごもドリアちゃんも、これくらいなら知ってるでしょ?」
高村桃矢は、自信満々に言った。彼は小学5年生の男子であり、昆虫もそれなりに好きだったのだ。
「えっ……。知らない」
「知らないでございますわ……。」
そんな桃矢の自信を打ち砕くかのように、高村まんごとドリア・ヌ・ロドリゲスは、2人揃って首を横に振った。
まんごは年の割には博識だったはずなのだが、知らないこともあるのだ。
「なんだよ〜。まんごたちは、昆虫に興味ないのかよぉ〜。クワガタは男のロマンなんだぜ〜。」
桃矢は、チェッと唇を尖らせた。
「まぁ、私たち女だし……。てか、お兄ちゃんも、もう女の子になったんだし……。」
まんごは言う。そう、まんごの兄の桃矢は、色々と事情があって精巣が死んでしまったのだ。そのため、タイで性転換手術をして、女の子になったのだった。
「いや、体は女でもさ、いいじゃん。クワガタかっこいいじゃん……。」
桃矢はまた、チェッと唇を尖らせる。
――――――――――――――
「さぁて〜、最後に大きいチ○コが残りましたでございますわ〜。」
「やっぱり、3つは多すぎたかなぁ……。」
(作者注:あっーー。もちのろんですが、チョコレートの小さい『ョ』は伏字です。他意はありません!)
テーブルの上には、『マッチョのチ○コ』が、3体鎮座している。どのマッチョも凛々しいポージングを決めている。
そう、『マッチョのチ○コ』は、『フロントダブルバイセップス』でポージング中だ。上腕二頭筋を魅せるように両腕を曲げ、逆三角形の体型やシックスパックの腹筋を魅せる、代表的なポーズだ。
その3体の逆三角形は、腹筋チョコレートと全体の筋肉を黒光りさせながら、テーブルの上で雄々しくポージングしている。
その凛々しい姿に、まんごとドリアは食べるのを少し日和ってしまっていた。
それもそのはず。すでに『コケシ型のチ○コ』と『牛乳ビン型のチ○コ』を食べ終えたまんご達は、お腹が一杯であったのだ……。
「いやっ、俺はまだいけるぜ! 美味しいものは別腹だしな! 女の子だってそうだろ? チ○コは別腹なんだろ? いくらでも食べられるんじゃないのか?」
桃矢は、俄然やる気であった。そして、彼は1体の『マッチョのチ○コ』を手に取った。
「まぁ〜、そうでございますわ……。」
「そ、そうだよね。チ○コは、別腹よね……。」
ドリアとまんごも頷きながら、それぞれ『マッチョのチ○コ』に手を伸ばす。
「さぁてと……。これって、どうやって食べるのが正解なんだ……?」
『マッチョのチ○コ』を手にしたものの、桃矢はそれを、どこからどうやって食べるのかわからなかったのだ。
手のひらよりも大きなヒト型のチ○コである。悩むのも当然である。
「お好きな部分から、かじればよろしいのでは……?」
ドリアは言う。
「じゃあ〜私は、この上腕二頭筋から〜! おっ! いい上腕二頭筋だねっ。カッチカチやで! カッチカチ! よっ、黒光り! ウルトラバイセップス! 鍛えてるねぇ〜!」
まんごは、カッチカチな上腕二頭筋を褒め称えながら、『マッチョのチ○コ』の右手の上腕二頭筋をしがみ始めた。
「おっ、まんご。美味しそうにたべるなぁ〜。じゃあ俺は、足から行こうかなぁ〜。足を食べると。こう〜。逆三角形が強調されるよね〜。おっ! いいねぇ〜。いい筋肉! 足まで詰まってる! 太もも! 鳥もも! 俺ももも! ももはいいよね〜。色んな意味で!
あっ、そうだ、いい句を閃いたぜ!
黒光る
逆三角の
チ○コだぜ
う〜ん。どうだ?」
桃矢も、カッチカチな足の筋肉を褒め称えながら、『マッチョのチ○コ』の両足をかじってゆく。
「お2人とも、すっごく美味しそうに食べているでございますわ〜。わたくしも、こうしてはいられないでございますわ。では、わたくしは……。やっぱり、シックスパックの腹筋が大好物でございますわ〜。」
ドリアは、『マッチョのチ○コ』のシックスパックの腹筋チ○コレートに舌を添え、それをペロリ、ペロリと舐め始めた。もちろん、まんごとドリアの2人は、桃矢の川柳は華麗にスルーしている。
チュッ
ちゅぱ ぷちゅり つぷっ
ぺろっ
ドリアは、舌を丁寧に動かし、チ○コを舐める。舌先のシックスパックの腹筋は、ドリアの唾液で、やんわりと溶け出す。カッチカチだったチ○コは、しだいに柔らかくなってゆく。
「おぃひぃでございますわ……。」
恍惚な表情を浮かべるドリアの口元は、やわらかなチ○コでドロドロである。先ほどまで、『コケシ型のチ○コ』と『牛乳ビン型のチ○コ』で口元をドロドロに汚していたのに、またしても口元はドロドロだ……。
「ドリアちゃんも、ほんと、美味しそうに食べるよね〜。おっと、またいい句を思いついちゃったよ〜。
幼子が
舌先添わす
黒チ○コ
どうだ? チ○コの美味しそうな感じがでてるだろ?」
まんごとドリアの2人は、またしても、桃矢の川柳は華麗にスルーした。というよりも、彼女らは『マッチョのチ○コ』を夢中で堪能中であったのだ……。
「なんだよ〜。つれないなぁ〜2人とも……。
あっ、そうだ。もう1つ。
舌が沿う
筋肉質な
黒チ○コ
な〜んてな。ははは……。はぁ……。」
桃矢はまた、チェッと唇を尖らせながらも、自身の『マッチョのチ○コ』を再び口に運んだ。
と、その時。
「あはんっ……。わたくしのチ○コがっ! チ○コが折れてしまったでございますわっ!」
ドリアが急に悲鳴を上げた。
その言葉に、ドキリとし、まんごと桃矢は、ドリアの方に目を向ける。彼女の手元には、どこかのナメクジみたいな惑星で胴体が真っ二つになった冷蔵庫のようなやつみたいに、『マッチョのチ○コ』が胴体を切り離されて、真っ二つになっていた。
それもそのはず、ドリアは自分の欲望に忠実に、『マッチョのチ○コ』のシックスパックの腹筋から食べ始めたからだ。
「う……ん……。真っ二つだね。まぁ、腹筋から食べたら、そうなるよね……。」
まんごは、少し呆れた顔でドリアを見つめる。
「そうだよな。腹筋から食べるのは、悪手だったな。あっ、でも、いい句が思いついたぜ。
いたいけな
幼女に責められ
チ○コ折れ
いやぁ〜、今日は冴えてるなぁ〜。たくさんいい句が詠めたぜ〜。」
という、桃矢の言葉も、川柳と共に華麗にスルーされた。
「うぐぅ〜〜。では、この真っ二つになったやつを、繋げてるでございますわ……。」
ドリアは、そう言って、真っ二つになった『マッチョのチ○コ』の上半身と下半身を、真ん中でくっつける。もちろん、そのあたりのチ○コはすでにトロットロになっていたため、割とスムーズにくっついた。
「ほら、見てくださいませ! 2つの『マッチョのチ○コ』がくっついたでございますわっ! 名付けて、『マッスルチ○コドッキング』でございますわっ!」
ドリアは、満面の笑みだ。
「「ちょ……。ドリアちゃん……」」
まんごと桃矢は2人揃って目をパチクリさせていた。2人は、色々と大丈夫かこれ? と心配していたのだ。
「あ〜美味しかった。チ○コでお腹いっぱいになっちゃった! 幸せ〜。」
まんごは、『マッチョのチ○コ』の足首を口に入れ、咀嚼し終えた。
「だよな〜。俺も、満足。マンマン満足! チ○コでお腹いっぱいだぜ〜。」
桃矢は、足から食べ始めたので、最後に残ったのは、右手だったが、それを丹念にしゃぶり上げた。
「わたくしも満足でございますわ〜。こんなにチ○コを食べたのは初めてかもしれませんわ〜。」
ドリアも、満足したようだ。
こうして、3人は持ち寄ったチ○コレートを全部食べてしまった。
3人は、最後に口元を丁寧にティシューで拭った。チ○コによってデロデロに汚れた口元を、何も起こってなかったかのように。そう、事後を包み隠すように。丁寧に拭ったのだった。
バレンタインまであと数日。平和な日曜日のことであった。
次回へ続く。
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私、高村まんご。小学3年生。
同人作家兼魔法少女『フルーツプリンセス』だよ。まぁ、作品はポツポツ書いてるけどね〜。魔法少女は、あんまし変身してないかな?
ニチアサとかだったら、毎回変身するのにね〜。どうなってんだろうね、この作品?
さぁて〜、たくさんチ○コも食べたし。うん。満足!
あぁ〜、美味しかった〜。
え?
伏線? これ伏線になるかなぁ〜?
いつかどこかで、『マッスルチ○コドッキング』って技がでてくるのかなぁ〜?
いや……流石に……ねぇ〜。
遥さんに頑張ってもらわないとね〜〜〜。な〜んてね、はははっ!
じゃあ。当分はチ○コを食べなくても大丈夫かな。うん、それじゃあ、頑張ってストーリーを進めようか。うん。そうしよう。
って……、おいおい……。
遥さんって、天丼好きよね?
またリコーダーが出てくんの?
まぁ、いいわ、今度は私のリコーダーは大丈夫そうだし……。
うん。
まぁ、さやかちゃんも、私と同じ目に合うってことね。あぁ〜。ほんと、どうなっとるんじゃい、この作品のストーリーはっ!
リコーダーを舐めないと話が進まないんかいっ?
舐めてんの? いや、実際、舐められてんだけどねぇ〜〜。ははははっ!!!
まぁいいや。こういうの、もう慣れたから……。はぁい、さっさといこーさっさとー。巻いてこぉ〜。
じゃあ、次回もよろしこー。
次回!
魔法少女 マンゴ☆スチン Tropical FruitS
『第81話 ねぶられた!?さやかちゃんのリコーダーだまんごー』
だよっ!
絶対に読んでねっ!
マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!




