第75話 真っ白なフンドシはお好きですか?だまんごー。
「ええとぉ……、この紐みたいなやつが、紐として……。こっちの長い布が……。」
高村まんごは、的場家の道場の更衣室で全裸になっていた。もちろん、道着に着替えるためである。他意はない!
道着に着替えようとしたところ、一式の中に褌が入っていたため、その穿き方がわからず、全裸のまま右往左往していたのだ。決してそういう趣味とかでもない!
そんなこんなな、まんごちゃんピンチの時、更衣室のドアが開いて、的場菜奈が入ってきた。
「高村、大丈夫か? 着替えるのがあんまり遅いんで、何かあったかと心配したよ」
「あっ、的場さん。助かったよぉ〜。私、この褌の穿き方がわからなくて……。そもそも、どうして褌を穿くの?」
まんごは、的場に問う。
手には、真っ白な褌を持っていたが、体には何も身につけていない。しかし、まんごも的場もまだ小学3年生なので、全裸であることをそれほど恥じたりすることもなく、普通に会話を進めていた。
「あぁ、以前は、道着の下には何も穿かないのが普通だったんだけどな。最近では、何かを穿かないと、何かと文句を言われるようになってな……。だから、うちでは褌を穿くようにしているんだ。でも、いいぞ、褌は、これを穿くと、気持ちが引き締まるんだ」
「そうなんだ。でも、私は初めてなんだ……。その……これの穿き方を教えてもらえると嬉しいんだけど……?」
まんごは、手にしていた褌を的場に見せながら頼んだ。
「そうだな。教えてあげるよ。いつまでも裸のままじゃあれだしなぁ……。ええと、高村、じゃあまずは、後ろを向いてくれ……、で……この長い方を……。」
的場は、まんごから褌を受け取り、穿き方の説明をし始めた。
「あっ……、こう……?」
まんごは、的場の方にお尻を向けた、そして、そのお尻を覆うように、的場が褌の長い布をお尻に当てがった。
「そうそう。あっ……。高村……、お尻に大きめのホクロが2つもあるんだな……。」
まんごのお尻には、大きな2つのホクロがあった。真っ白なお尻に、黒い2つのホクロが目立っていた。そのため、的場にも気づかれてしまったのだ。
「あっ……。うん……。そうなの。私は自分では見えないから気にしてないんだけどね。小さい時からずっとあるんだって。ママが言ってた」
「そうか……。で、この紐を前に回して。この前のところで、結ぶんだ」
的場は、ホクロの話はスッと流した。そして、手にしていた紐の先端をまんごに渡す。それをまんごは結んだ。
「おおっ、そうそう! いい感じ。これでちゃんと結べたら、ほぼ完成だ!」
「えっ……でも、後ろはいいとして、前からは丸見えだよ?」
まんごが自分のお腹の方に視線を向けると、自分の姿が目に入る。ほぼ裸である。白い紐が一本、お腹の前で結ばれているだけであった。
「ほぼ……完成だから。でもまだ完成じゃないからな。……で、長い布を股の下から前に持ってくるんだ」
「こ……、こう?」
まんごは、前屈みになり、股の下に手を伸ばした。そして、お尻の下にビラ〜ンと垂れている褌を両手で掴み、体の前へと持ってきた。
「そうだ! そして、その布をこの間に通せばいいだけだ。はい。完成だ。簡単だろ?」
まんごは、的場に手伝ってもらいながらも、長い布の部分を、先ほど結んだ紐とお腹の間に通した。白くヒラリとした長い布が、いい感じに前に出てきた。これで何も問題ない!
「確かに! やってみたら簡単だね。ちゃんと褌が穿けたよ。ありがとう的場さん!」
まんごは、顔に笑みを浮かべる。しかし、真っ白な褌を身につけたものの、まんごは依然として肌色率が高いままであった。
「あっ、そうだ。他の門下生との関係もあるし。一応、私は、この道場では高村を指導する立場にあるからな。この道場にいる時は『師匠』と呼んでくれ、師を師と呼ぶことは大事だ。でなければ何も習えないから……。でも、学校では、好きに呼んでくれ……。」
「うん。じゃあ〜、学校では菜奈ちゃんって呼ぶね。では、師匠! ご指導お願いします!」
まんごの笑顔に、的場は顔を少し赤らめながら、「うん」と頷いた。
彼女は、まんごとのクラスメイトではあったが、これまでそれほど接点はなかった。ただのクラスメイトでしかない間柄だった。そのため、まんごから『菜奈ちゃん』と呼ばれて、少し嬉しいような恥ずかしいような気分だった。
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まんごは道着を着て、的場と一緒に稽古を始めていた。しかし、稽古の初日だったので、的場と一緒に居て、他の門下生の見学をしていただけだった。
「まぁ、他の子がやっているのを見ても勉強になるんだがな。せっかくだから、私がいくつか基本の型を教えてあげるよ。基本の型は、激しい動きが無いものなら、家でも構えたりして練習できるからな」
「はい。師匠。では、お願いします!」
まんごは笑顔で頷く。ちょうど、見学ばかりで退屈し始めていたタイミングだったのだ。
「これは、基本の型の『的場鍬型』という型だ。私がいつも構えてるやつだ。不知火との戦いの時に見せたかな……? まぁ、いいや。いくぞ」
そう言うと、的場は、腰を少し落とし、両腕を大きく前に出して、的場鍬型の構えをとる。
「かっこいい! う〜ん、でも私は、これが見るのが初めてだよ。うん」
まんごは、頑張って思い出そうとしたが。どうしてもそれを思い出せなかった。
実際、的場がこの構えをして不知火玄武と戦っていた時には、まんごは気を失っていたのだ。
「そうか。そうだったか。じゃあ、高村も、やってみるといい。まずは、両手を前に出して……。前に習えをするような感じだ……。そう。そして、肘を曲げて、輪を作るんだ。指は大きく開き、熊手のように曲げる。そうだ。後は、腰を少し落として、足は、肩幅だな。おおっ〜、いい感じだな」
的場に言われるまま、まんごは、的場鍬型を構えた。初めての割には、それっぽい構えにはなっていた。
「えへへ〜。こんな感じね〜。なんか、どこかの漫画で、先生が魔王相手に自爆呪文を唱えた時のポーズに似ているね?」
まんごは嬉しそうに言う。
「あぁ……うん。私にはよくわからないんだけど……。そうなのか……?」
的場は、まんごの笑顔に応えられないもどかしさを感じつつも、口元に笑みを浮かべつつ、首を少し傾げた。
「あっ、ごめんなさい。師匠は漫画の話はあんましなんだね。ごめんなさい。いつも沙耶香ちゃんに話してるみたいに言っちゃったから……。」
まんごは、少しバツが悪そうに、下を向いた。
「いや、高村は悪くない。まぁ……、その……なんだ。また機会があったら、それ、教えてくれ……ると嬉しい。私もそれ、読んでみたいから……。」
的場は、師匠としての立場もあるのに、顔を真っ赤にして、モジモジとしながらまんごに頼んだ。
的場は、いつも道場での修行に夢中だったため、あまり友達とは遊んでいなかった。漫画も大して読まなかった。読んでもそれを話す相手がいなかったからだ。
「うんっ! じゃあ、また今度持ってくるね。師匠!」
まんごは、満面の笑みで、的場の目を見る。その視線から、目を逸らしながらも、的場は、「あ……ありがとう」と言った。
――――――――――――――
的場とまんごは、友達としての距離を縮めたのか、先ほどよりも仲良く話すようになった。時折、雑談を含めつつ、まんごは的場の説明を聞きながら、他の門下生の稽古を見学していた。
「あっ、そうだ! 『的場鍬型』のついでに、他の基本型も教えておこうか?」
的場が、思い出したかのように言う。しかしこれは、見学ばかりでまんごが飽きてこないか心配しての提案だった。
「はい。師匠! お願いします!」
まんごは、もちろん、笑顔で頷く。見学よりも、実際に体を動かして稽古をするほうが楽しいからだ。
「そうか。それなら……。じゃあ、まずは私が構えを見せようか……。」
そう言いながら、的場は立ち上がり、構え始める。両腕を胸の前に立て、肘を内側に、拳を外側に向ける。足は、やや内股気味で立った。いわゆる『三戦立ち』である。
「なんか……不思議な立ち方だねぇ……。」
まんごは、的場の構えに対して、正直な感想を述べたのだ。
「まぁ、ちょっと不恰好な感じもするけどな。基本の型なんだから、ちゃんとできるようになった方がいいぞ。ちなみに、これの名前は、『三戦立ち』と呼ぶんだ」
的場は、『三戦立ち』を構えながら、話す。
ピキーン!
その時、まんごは、いい考えを閃いた。
ドン!!
次回に続く!
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私、高村まんご。小学3年生。
魔法少女『フルーツプリンセス』に変身できるようになってから随分と経つね。さぁて、これまで何回変身したのかなぁ〜? まだ余裕で数えられる回数だよね?
そうなのよね〜。今回も、魔法少女とか、一切関係の無い話だったよね〜。魔法と関係ない稽古を始めたし。うん。
でね。前回からひっぱったやつだね。
フンドシ!! 女性用フンドシ!!
需要はあるといいな。うん。きっとあると思うよ。うん。
で、そうそう。ホクロね。
まんごちゃんのお尻にある2つのホクロよね。意味深よね〜。大事よね〜これ。
大人になったらなくなっちゃったりするのかなぁ〜?
でも、きっと、なろうにいる限りは無くなっちゃダメな気がするからね。うん。
まぁ、そういうこと!
そうなのよ〜。閃いちゃったのよ〜!
新しい技をね! 閃いた時は、アレでしょ? 頭の上に豆電球みたいなのが出てきて、電気が灯るんでしょ? アレよアレ。
あの、テンションめっちゃ上がるやつ(笑。
今の私、あんな感じ。
え? 何を閃いたかって? 次回の、お 楽 し み !
まぁ、次回のタイトル見ればなんとなくわかるでしょ?
だって、まんごちゃんがカッチカチになっちゃうんだよ?
カッチカチやで! カッチカチやで!
って(笑。
ということで、次回もよろしくね〜!
次回!
魔法少女 マンゴ☆スチン Tropical FruitS
『第76話 カッチカチなまんごちゃん!カッチカチやでぇ〜!だまんごー』
だよっ!
絶対に読んでねっ!
マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!




