表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激情版 魔法少女マンゴ☆スチン Tropical FruitS 〜疾風の革命児〜  作者: 幸田遥
魔法少女マンゴ☆スチン Tropical FruitS

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/126

第66話 まんごvs柘榴30%!だまんごー。


「私は大丈夫だから……、さやかちゃんは、先生と一緒に先に帰っていて」


 高村まんごは、そう言い残し、不知火(しらぬい)柘榴(ざくろ)の後ろに付いて、病室を後にした。彼女は、かっこよく言ったつもりだが、額に書かれた『穴』の漢字が、全てを台無しにしている。


 病室に一人取り残された堀江沙耶香(さやか)は、無言で頷き、まんごの背中を見送った。


 病室の中のベッドには不知火(しらぬい)玄武(げんぶ)が眠っている。正確には一人ではなかったが、沙耶香(さやか)は、静かな病室に一人ぼっちになってしまったのだ。




――――――――――――――




「さぁ、稽古の時間だ……。ちゃんと果物型変身装置(フルーツデバイス)は持ってるんだろ? 変身くらいは待ってやる!」


 不知火(しらぬい)柘榴(ざくろ)とまんごは、病院の屋上で対峙した。夕暮れ時であり、空は赤みがかっていた。

 この時間帯は、屋上に出るものはいなく、そこには彼女たち2人だけだった。



「待ってって言っても、待ってくれないんでしょ? 話を聞いてって言っても、話を聞いてくれないんでしょ? あなたたち兄弟は、そういうのなんでしょ? わかってる……。でも、私は逃げないよ。今度は、私の相棒と、ちゃんと戦うから。もう、失うのはごめんだから……。」


 まんごは、右手に、自身の果物型変身装置(フルーツデバイス)である『マンゴスチン・ハート・アンドロギュヌス』を、ギュッと握りしめる。



「ごちゃごちゃと言ってないで、早く変身しな?」


 柘榴(ざくろ)も、そう言いながら、右手に果物型変身装置(フルーツデバイス)を握る。彼女の果物型変身装置(フルーツデバイス)は、『ザクロ・レイ』だ。



「こっちが変身しないと、やる気にならないのか? じゃあ、いくよ?」


 柘榴(ざくろ)は、右手で、『ザクロ・レイ』を、自身の胸の前にかざす。



「ザクザクザクツーザクスリー!


  燃え上がれ宇宙(そら)を駆ける星の子(スターチルドレン)


   (とき)を超えろ! 愛を込めろ!


    星空に響け! 静寂な歌声(サイレントヴォイス)


     不知火(しらぬい)柘榴(ざくろ)! いっきま〜〜〜す!


      ザクロ・レイ! カジュー! サンジュッパーセントー!」




 キューイーン



   ピカーーーーーン



 柘榴(ざくろ)が持つザクロ・レイが、赤く光り輝く。



 ザクロ・レイから放たれた赤い光が、柘榴(ざくろ)を包み込んでゆく。



 柘榴(ざくろ)が着ていた緑色のカーディガンとデニムジーンズが消えた。

 そして、その下に履いていた真っ白なおパンツまでもが……、消える。


 でも、目の前には、まんごしかいないので、全く問題ないっ!



 赤い光は線状になり、柘榴(ざくろ)の体にぐるぐると巻きつく。

 薄く赤いウエットスーツが柘榴(ざくろ)の全身を包み込んだ。



 右肩に四角い肩パーツ、左肩にはトゲトゲした肩パーツが現れる。


 そして、最後に。頭に薄い赤色のツノが現れた。




 構えた両腕に抱かれるように銃が現れ、その先端にザクロ・レイがくっついた。



「魔法少女フルプリザクロっ! この姿で会うのは、今回で2回目かな? あんたたちが弟をあんなことにした犯人だって知ってたら……。あの時、あんたたちを助けなかったかもね……。」


 魔法少女フルプリザクロに変身した柘榴(ざくろ)は、目にうっすらと涙を浮かべながらも、まんごに鋭い視線を向ける。彼女はちゃんと覚えていた。以前に、まんごたちを巨大なダンゴムシから助けたことを。 (作者注:第12話参照)




「そう……。だけど……。ほんと、ちょっとは落ち着いてほしいもんだよ……。仕方ないよね……。マンゴスチン・ハート、行くよっ……。」


 まんごは、『マンゴスチン・ハート・アンドロギュヌス』を握りしめた右手を、大きく空に伸ばす。




「マンマンマンゴスゴスゴスチーン!


  赤黒(せきこく)の衣に包まれし、清らかなる純白!


   溢れる甘き果汁をその身に浴びて!


    果物の女王の誇りを胸に刻む!


     高村まんご! (わらわ)(なんじ)と共に歩まん!


      マンゴスチン・ハート・アンドロギュヌス! カジュー! ヒャクパーセントー!」




 キューイーン



   ピカーーーーーン



 まんごが持つマンゴスチン・ハート・アンドロギュヌスが、赤く光り輝いた。



 マンゴスチン・ハート・アンドロギュヌスから放たれた赤い光はまんごを包む。



 まんごが着ていた赤い長袖シャツと白い半袖シャツ、そして、紫色のスカートが消えた。そして、下に履いていた薄ピンク色のかぼちゃおパンツまでもが……、パッと消える。


 しかし、額に書かれた『穴』の漢字は消えないっ!



 赤い光が線状になり、まんごの体にぐるぐると巻きついてゆく。

 赤いレオタードがまんごの全身を包み、赤黒いミニスカートが腰に現れた。


 長袖の赤いジャケットを羽織り、帽子が頭にかぶさる。



 杖のような長い棒が右手の先に現れ、その先端にマンゴスチン・ハート・アンドロギュヌスがくっついた。




「魔法少女『フルプリマンゴスチン』、変身完了! こっちも、準備はいいよっ!」



 赤い光が消えてなくなると、そこには、魔法少女『フルプリマンゴスチン』になった高村まんごが立っていた。




「じゃあ、さっそく稽古を始めようか……。流石に、ここだと病院に迷惑がかかるから、あっちの山の方にでも行こうか?」


「うん。わかった……。」


 柘榴(ざくろ)の言葉に、まんごは頷く。


 そして、二人の魔法少女は、病院の屋上から、近所の山に向けて飛び立った。




――――――――――――――




「ここらへんでいいだろう。さぁ、かかってきな? 私の方が年上だからな、一応、手加減はしてやるよ。一応な……。」


 柘榴(ざくろ)は、両手で、銃型の魔法の杖を構え、先端をまんごの方に向ける。


 2人は、山の上を飛んでいた。魔法少女同士の戦いは空で行われるのだ……。



「わかったよ。じゃあ! いくよっ! てぇい〜!」


 まんごは、両手で杖を大きく振り上げた。そして、柘榴(ざくろ)目掛けて、飛んでゆく。



 カキーン!



 まんごは杖を力一杯振り下ろしたが、柘榴(ざくろ)は、それを難なく銃型の杖で受け止めた。



「おい。そんな攻撃が当たると思っているのか? 私はこれでも武道の心得があるんだ。素人相手に手加減してやってるんだ。もっと真面目に当てにこいよ。さぁ!」


 柘榴(ざくろ)は、まんごの杖をサッと弾き返し、後ろに下がって、距離を取った。そして、まんごをさらに挑発してゆく。



 まんごは、呪文を詠唱しようと、杖を体の前に構え直す。



「よし、じゃあ……、ちょっと大人しくしてもらうよっ!


  元来荷物を縛るもの! 流行りは肉……。」



「はっ! ボディがっ、甘いぜっ!」



 ズッッボシ!



 柘榴(ざくろ)の右手が、まんごのお腹に食い込む。呪文の詠唱のために、両手で杖を構えたところを狙われたのだ。まんごのような、後方からの範囲攻撃を得意とする魔法少女にとって、接近戦は不利である。そう、このように呪文詠唱中は完全に無防備となるのだ。



「くっ……、はっ……。」


 まんごは目を閉じ、痛みに耐える。それでも、杖を握る手を弱めず、すぐ目の前の柘榴(ざくろ)を叩こうと、杖を振り下ろす。



「お前は、バカか? そんな長い詠唱呪文が、人間相手に通用すると思っているのか?虫とは違うんだよ! 虫とはっ! 私は、虫みたいに、無視しない、ってかっ? はっはっはぁ〜〜!!」


 まんごの杖をサッと避けた柘榴(ざくろ)は、余裕の笑いを上げながら、手持ちの銃型の杖で、まんごの持つ杖を叩いた。



「くぅ……。」


 危うく杖を落としそうになったまんごだが、なんとか耐える。



「って! 笑えよっ!」


 柘榴(ざくろ)は、杖を落とさないように踏ん張るまんごに、追い討ちをかける。銃型の杖の先端で、まんごの顎を下から突いた。その先端にはザクロ・レイがくっついているので、それで顎を突き上げる形だ。



「カッ……。」


 まんごは、声にならない声を出す。舌を噛むことはなかったが、上と下の歯が、ガチンとぶつかりあった。



「私が、ちゃんと稽古をつけてあげよう。そう……。呪文は、こうやって撃つんだよ……。」


 痛みを耐えながら、泣きそうな目をうっすらと開けるまんごに向かって、柘榴(ざくろ)は悠々と呪文詠唱を始めた。



「フィンネル ディン ドロム!


 君が夢見し理想郷! その夢はまた夢の中に!


  オヤスミ・ザクロ!」



 ディディディ〜〜ン



 柘榴(ざくろ)が構えた銃型の杖の先端から、薄い赤色のドーナツ型の光が、複数。まんごに向かって飛んでゆく。



「えっ……、無理……、避けれない……あっ……。でも、だめっ……。」


 そのドーナツ型の光に当たったまんごは、突然の睡魔に襲われた。


 必死に睡魔と戦いながらも、まんごは、ゆっくりと高度を落としていった。空から落下するわけにはいかず、できるだけ地面に近い方に逃げようと判断したのだ。


 しかし、高度を下げてゆくまんごを易々と逃すような柘榴(ざくろ)ではなかった。



「とどめだっ!


  デニムジーンズの綻びが、開く新たなマイソロジー!


   赤き流星は、黒い稲妻と呼応する!


    ザクロ・マシンガン!」



 ババババババッ!



 薄赤色の小さな光の球が、複数。 まんご目掛けて放たれた。



(あっ……。防がないと……。でも……。)


 なんとか無事に地上に降り立った。立膝で踞った体勢で、なんとか顔だけを上に向けた。まんごには、うっすらと開けた目でも、光の球が迫っていることがわかった。


 だが、眠気のために、うまく体に力が入らない。杖を持った右手に力を入れ、構えようとしたが……。



(だめかも……。)


 まんごは目を閉じ、意識を失った……。




  ドンっ!!


 次回へ続く




===============================




 やっほ〜。宮村まんごだよー。まんごーおぱいの高校2年生よっ。アイドル声優目指して活躍中だよん〜。



 いやぁ、まんごちゃん、またやばいことになってるねー。


 うん。


 主人公の宿命だね。

 やられて立ち上がって、やられて立ち上がってを繰り返すんだよね。ひと昔に流行った、王道パティーンですな。



 まぁ、まんごちゃんがまたしてもおねんねしてるからね。前回に引き続き、私が次回予告のナレーションをしてるわけだよ。


 次回予告ばっかりで、いつになったら私の活躍が本編で見れるのかって?



 もうすぐだよ!



 ちゃんとナレーションの仕事として本編に登場する予定だからねぇ〜。


 うん。 ちょ〜楽しみ〜〜。



 みんな、全裸待機だねっ!



 あっ、たぶん大丈夫。あと一月くらいで登場すると思うし。ちょっと暖かくなってきたからね〜。

 だから、だいじょうヴイ!



 安心してパンツ脱いでねっ!




 まぁ、あれだよ……。柘榴(ざくろ)ちゃんはねー。なんというかねー。



 ギッリギリだねっ!



 変身の呪文もだけど、眠らすやつとかー。マシンガンとかー。もぅ、ギリギリすぎてなんも言えね〜。こっわ〜。こんなことばっかりしてるから、怖くて公募に応募できないんだよっ!!


 ……ってことで、あんまし深く語るのは、やめとこっか。



 で、次回ね。うん。まんごちゃんねー。ピンチだけどねー。


 どうせ大丈夫なんでしょ?


 って思ってる読者諸君!!



 まぁね〜。主人公だし〜。次回予告のタイトルでネタバレしちゃってるからね。ははは。でも、一体全体、どうやって助かるんだろうね〜〜??


 気になるね〜。続きが待てないねっ!



 よしっ!

 全裸待機!


 こういう時は全裸待機に限るね。



 てか、今ちょっと思ったんだけどさ……。



 よしっ!

 全裸待機!


 って、なんか、語呂よくない? 流行らないかなぁ〜。


 まぁいいや、これくらいにしとこっか。



 それじゃあ、次回もよろしくねっ! シーユーアゲイン!!




 次回!


 魔法少女 マンゴ☆スチン Tropical Fruits

『第67話 九死に一生を得るスペシャルだまんごー』


 だよ!



 絶対に読んでね!


 マンゴー! カジュー! ハンドレッドパーセントー!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
i488219
秋の桜子さまよりいただきました。
リンク先は『マンゴスチンから生まれたマンゴスチン太郎』です。
i471546
こちらもどうぞ!完結しました!
― 新着の感想 ―
読ませていただきました。 タイマンと言えば、「表にでな」ですよね〜場所替え必須ですね(笑)。 最近またブームが来てますよね〜。 初代ガンダムっ! ザクロ・レイ・・・デニムにジーン(ズ)だとぉっ! …
草草草の草  シラヌガホトケヨナー  いやー、柘榴ちゃん、イイネ!  柘榴ちゃんのザクロをレロレロして拡散メガ粒子砲をブッパしたいなー♪wwwwww
おいおいおい。 東方のマスターさんだって数手くらい譲ってくれましたよ。 それすらなしですか(;゜Д゜) にしても眠らせはヤバい。 ここがオ○コ塾風の全年齢向け同人誌だったら足にドスをぶっ刺してでも…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ