第16話 ストローが無いのなら、ち○○を使えばいいじゃないだまんごー。
「ドリアちゃん! 久しぶり〜」
「まんごちゃん! お久しぶりでございますですわ〜」
今日は、9月の大型連休の中日だ。
まんごは、ドリアちゃんの屋敷に遊びに来ている。
今日はドリアちゃんの屋敷で遊んで、明日はまんごの家でお泊まりの予定だ。
「で、ドリアちゃん。アレ、どうだった?」
まんごが恥ずかしげに、ドリアに聞く。
先日、まんごが書いた小説、『美熟女魔法剣士 ポッチャリン〜でも私、人妻ですよ〜』についてだ。
まんごは、執筆原稿をドリアに送っていたのだ。同人コンビの『フルーツキングダム』では、まんごが物語を担当し、ドリアが絵を担当するのだ。
「最高でしたわ〜。主人公も悪の博士も個性的でございましたわ〜」
ドリアは、まんごに笑顔を向ける。
「そう、良かった。ちなみに、あの主人公は、ママを参考にしたんだよ。名前はそのまま使っちゃった。そして、庵野緑はドリアちゃんのことだからね。ひっくり返すとドリアンになるでしょ?」
「まぁ、嬉しいでございますわぁ〜、わたくしの名前を使ってくださるなんてぇ〜。あっ、でも、これを薄い本にする際には、わたくしが庵野緑のコスプレをして売り子をするのでございますわねぇ〜。さすがまんごちゃん、そこまで計算に入れているとは、やり手でございますわねぇ〜」
ドリアは、笑顔でウンウンと頷く。
「でも……、せっかくの魔法剣士でございましたのに、剣を使わなかったでございますわね〜」
「う〜ん、そうなんだ。でも、相手は、博士だったからねぇ〜。剣で切るわけにもいかなかったんだ」
まんごは、右頬をポリポリと掻く。
「そうですわねぇ、では、切られてもいい悪の怪人を登場させるのどうでございましょう?」
ドリアは、ポンっと手を叩く。
「怪人ねぇ〜。それはいいアイディアね。考えてみるねっ。ありがとう、ドリアちゃん!」
まんごはとびきりの笑顔を見せる。
そして、軽い会話で、次回作に怪人が登場することになった。
はて、どんな怪人が登場するのであろうか? それは、まだ少し先の話だ。
「いえいえでございますわ〜。わたくしも、頑張らないといけませんわねぇ〜」
物語の第1話が完成し、ドリアも絵を描き始めることになった。ようやく、『フルーツキングダム』の活動が本格的に開始されたのだ。
――――――――――――――
「ドリアお嬢様。今日のおやつの、『シェフの気まぐれタピオカミルクティー』でございますぞ!」
まんごとドリアが話に花を咲かせていた時、ドアがノックされ、執事のスネイクがおやつを持って部屋に入って来た。
スネイクは、テーブルに、『シェフの気まぐれタピオカミルクティー』が入ったグラスを置いてゆく。
「スネイク。この、グラスの横に添えてあるのは何でございましょうか?」
ドリアがグラスの横に置かれた『竹輪』を指差す。
明らかにストローでは無い。ちくわである。
「タピオカを飲むための大きなストローがございませんでしたので、代わりに『ちくわ』をお持ちしました。これを使って飲んでくださいませ。そして、飲み終わった後には、お菓子として、そのままお召し上がりくださいませ」
スネイクは申し訳なさそうに言う。
ストローが無ければ、ちくわを使えばいいじゃない、という安易な考えである。
むしろ、穴さえ空いていれば何だって良かったのかもしれない。
それならば、ト○ポの方が良かったかもしれない。
だって、ト○ポは最後までチョコたっぷりだ……から。
「そうでございますかぁ〜。でも、ストローが無いのなら仕方ありませんですわねぇ〜。わたくしも一度、ちくわで飲み物を飲んでみたかったのでございますわ〜」
スネイクは、申し訳なさそうに頭を下げ、部屋を出て行った。
一方で、ドリアは、ちくわでタピオカミルクティーを飲むという初めての体験にワクワクしていた。
「それでは、まんごちゃん。早速いただきましょうか?」
「うん!」
ドリアとまんごは、タピオカミルクティーのグラスにちくわを差す。
「あっ、でも、ちくわでタピオカを飲むのもおかしいでございますわねぇ。それでは、『ちくわ』感を消すために、伏せ字にするでございますわ?」
ドリアが言う。
作者注:これは『ちくわ』であるが、ちくわ感を出さないように、以降、便宜上『ち○○』と表記する。
実際は、まごうことなき『ちくわ』である!!
念には念を入れて、もう一度確認する。 『ちくわ』である!!
ジュボボ〜〜
ジュッポ
ジュッポ
ジュボボ〜〜
ジュッポ
ジュッポ
「はぁ〜、美味しいでございますわぁ〜」
ドリアは、ち○○から溢れ出るミルクティーに舌鼓を打つ。
時折、ち○○から出てくるタピオカがいい感じだ。
ジュボボ〜〜
ジュッポ
ジュッポ
「そうだねぇ、美味しいねぇ〜」
まんごも、ち○○を咥えながら、ミルクティーを吸う。
「あっ、ドリアちゃん。これ、気がついたんだけどさぁ。ち○○の重みでグラスが倒れちゃうから、ずっとち○○に手をかけていないといけないんだね〜」
このグラスには本来、ち○○を差すことは想定されていない。ち○○から手を離すと、その重みによって、グラスが倒れてしまうのだ。
まんごは、人差し指と親指で、ち○○を支えているが、その手を離すことはできない。
「あら、そうでございますわねぇ〜。でも、このようにして、ミルクティーの真ん中でち○○が立つように、うまくバランスを取れば……。」
ドリアは、ミルクティーの中のち○○のバランスを、うまくとる。
そして、ドリアは、ゆっくりとち○○から手を離す。
すると、ち○○はプルプルと震えながら、タピオカミルクティーの真ん中で自立した。
「まんごちゃん! できましたわぁ〜」
「わぁ、立った! ち○○が立った!」
ドリアとまんごは笑顔だ。
「じゃあ、私も……。っと、あっ、私もできたよ!」
まんごのカップの中でも、ち○○がミルクティーの真ん中でバランスをとり、自立する。
「……。」
「……。」
「ふぅ……。とりあえず、飲もっか……。」
ち○○がグラスの中で立つことを確認した2人は、また、タピオカミルクティーを飲み始めた。
ジュボボ〜〜
ジュッポ
ジュッポ
スポン
「あっ、どういたしましょう! 吸いづらくなりましたわぁ〜」
なんと! タピオカが、ち○○に詰まったのだ!
スネイクが作ったタピオカは自家製であり、市販のタピオカに比べると大きさがマチマチだったのだ。小さな粒もあれば、大きな粒もある。
そして、ついに、大きなタピオカの粒が、ち○○に詰まった。
「もぅ、仕方がないでございますわねぇ〜」
ドリアが、ち○○をミルクティーから上げると、ち○○の先からミルクティーが垂れる。
「おっと……。危ないでございますわぁ。テーブルにミルクティーが垂れるところでございますわ……。」
ち○○の先端へと集まり、滴り落ちようとするミルクティー。それを拭うように、ドリアは、ち○○の裏側から、ち○○に舌を添わせる。尖らせた舌で、ち○○の裏側からミルクティーを、ゆっくりと、拭い取り、そのまま薄桃色の唇で、ち○○を咥える。そして、最後の一滴までもを舐め取った。
「あらぁ〜、完全に詰まっていますわねぇ〜」
ドリアが、ち○○の裏側からち○○の穴を覗き込むと、黒いタピオカが詰まっていた……。
「大丈夫だよ! ドリアちゃん! 気合いで吸えばなんとかなるよ!」
まんごは、ウンウンと顔を縦に振る。
まんごはそう言いながらも、ち○○でタピオカを吸うのに夢中になっている。
(おいちーよぉ〜、ミルクティー、おいちーよぉ〜)
スネイクが淹れたミルクティーは美味しいのだ。
「そうでございますわね〜、では、気合いを入れて吸うでございますわ!」
ドリアは、ち○○をミルクティーに差し直し、もう一度、ち○○を咥える。
ジュボボ〜〜
ジュボボ〜〜
ズュボボ〜〜
ジュボボ〜〜
ドリアは、激しい音を立てて、ち○○に吸い付く。
しかし、ち○○に詰まったタピオカは、ち○○の中を少しずつ前進するも、一向に口の中に出てこない。
「もうちょっとでございますわね〜。でも、こうなったら奥の手でございますわ〜」
ガブリ!!
ドリアは、勢いよく、ち○○に噛み付いた。
ウギャア〜〜!!!
「ん? 何か聞こえませんでした?」
ドリアは、口をモゴモゴと動かしながら、左右を見渡す。
叫び声が聞こえたような気がしたが、ただの空耳だった。
「きっと空耳よ……。」
まんごは、大きくため息をついた。
どこからか叫び声が聞こえてくることなど、別に珍しいことでもない。
「それにしても、ミルクティーとち○○はあまり相性がよくありませんわねぇ」
「え、そうなの?」
「う〜ん、美味しくないというわけでもございませんが……。まんごちゃんも食べてみるとよろしいですわ……。」
「うん、そうだね!」
まんごは頷き、ち○○に歯を立てた。
ガブリ!!
ウギャア〜〜!!!
「……。あ〜、まぁ、確かに、そんなに美味しいと言う訳でもないよねぇ〜。ははは」
まんごは、ち○○を口の中で咀嚼しながら、首を少し傾けた。
2人は、存分にタピオカミルクティーとち○○を楽しんだ。
――――――――――――――
「じゃあ、また明日ね! ドリアちゃん!」
まんごは手を振る。
夕方になるまで、ドリアの屋敷で遊んだのだ。
学校での話をしたり、次回の作品についての話もした。
そして、2人は、ちくわがあったので、ついつい『ちくわゲーム』に興じてしまった。そして、まんごたちは、通算2回目のキスをすることになってしまったのだ……。
しかし、2度目ともなると慣れたものでもあった。
作者注:『ちくわゲーム』とは、2人がちくわの両端を咥えて、同時に食べ進めるゲームである。一般的には『ポ○キーゲーム』として知られる遊びだ。
「はい、でございますわ〜」
ドリアは大きく手を振る。
「じゃあ、明日、駅でね!」
まんごも、手を振り返した。
ドリアは、お泊まりセットを準備して、明日はまんごの家に遊びに行くのだ。明日の昼、駅で待ち合わせをして、まんごの実家まで一緒に移動するのである。
9月の大型連休は、まだ続く!
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私、高村まんご。小学3年生。
マンゴスチン・ハートに出会って、魔法少女『フルプリマンゴスチン』に変身できるようになっちゃったの。
そして、同じく魔法少女『フルプリドリアン』に変身できるドリアちゃんの家に遊びに行ったんだ。
さて、
大事なことだから何度でも言うよ。
『ちくわ』だよっ!!
もうそろそろ怒られるかなぁ? 食べ物で遊ぶな! と。
ごめんね。
でも、勘のいいお兄ちゃんは察してると思うんだけど……。
『ちくわ』は万能食材だからねぇ〜。
再登場するよっ!
たぶん……。
もぅ、本当に万能だよ。
『ち○○』としても、『ちく○』としても料理できるからね……。
無限の可能性!!!!!
あっ、もちろん、どっちも『ちくわ』だからねぇ〜。
『竹輪』だからね!!
チーズをちくわに入れる料理とかね。
ちくわを輪切りにしたりね。
ちくわの磯辺揚げも、美味しいよね。
楽しみねぇ〜。
さてとぉ〜、次回は、
みなさんお待ちかね!
マンゴーパイパイこと、宮村まんごさんの登場だよっ!
みんな、ちゃんと覚えてる?
え?
オパイしか覚えてない?
え〜えっ?
こないだナレーションしてたでしょ!
みんなひどいなぁ〜。
声優は、オパイじゃなくて、声なのに……。
次回は、なんか真面目な話になりそうなんだよねぇ〜。
変なものを食べてばかりいないで、ストーリーも進めないといけないんだよっ!
でも、見所も用意しないといけないからねぇ〜、難しいね。
まぁ、次回の見所は、まんごさんのマンゴーパイパイってことで。ヨロシコ!
お兄ちゃんも、オパイを見ながらだったら、真面目な話もちゃんと聞けるでしょ?
え?
無理?
じゃあ、あらかじめ賢者に転職しといてねっ!
じゃないと、ち○○をガブリとしちゃうょ〜。
あっ、もちろん、ちくわのことだよっ!!
それじゃあ、次回も、よろしくっ!
それじゃあ、バイバイ!
次回!
魔法少女 マンゴ☆スチン
『第17話 明かされた秘密!巨大な虫が生まれた理由!だまんごー』
だよっ!
絶対に読んでねっ!
マンゴスチン! カジュー! ヒャクパーセントー!




