表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遥か異界の地より  作者: 富士傘
登場人物紹介
250/267

TIPS 登場人物紹介②

***** 異界人 *****




♢元開拓村(ビタの集落)




・ビタ


山と森の奥深くに在る小さな集落に住む幼い少女


集落の長であるオルグの一人娘である 年齢は加藤に出会った時点で満10歳


快活で悪戯好き、だが根は心優しい性格をしている


外見は顎がゴツくて僅かに髭が生えており、左右の眉は繋がっている


単刀直入に言えばブサイクなのだが、何とも言えぬ愛嬌がある




加藤の回復魔法の師であり、献身的に彼が回復魔法を身に付ける力添えをした


その為、加藤は彼女に大変な恩義を感じており、大切な己の命を賭してでも守ると誓った数少ない人物である




彼女はこの世界の真の上位存在とコンタクトを取る事を可能としており、回復魔法は上位存在の教えと加護により身に付けた(但し、接触したのは正確には上位存在のホンの一端である 途方も無く巨大な意識とエネルギーの集合体である上位存在の本体と接触してしまえば、一瞬で脳が焼き切れて死に至る)




また、接触する際の「道」を通じて、上位存在の力を借りる事も可能である


上位存在の力を借りて本気で行使した彼女の回復魔法は、加藤のソレとは一線を隔す。死者の蘇生こそ不可能ではあるが、生きてさえいれば身体の欠損や致命傷の


治療すら可能である。内に巨大な潜在能力を秘めた彼女は、異界の永い人族の歴史を紐解いても稀有な存在である。




加藤が集落から去った後も、彼に触発されて回復魔法の腕を磨き続けている




・オルグ


ビタの父親 集落の長でもある


筋骨逞しい髭面の男で、年齢は加藤の目付で推定30代前半


外見は厳つくて気難しそうだが、集落を束ねる長らしく懐が深く寛容な人物である


集落を去る加藤の為に木札の身分証を拵えた


因みに三軒隣の家の娘と浮気中であり、嫁にバレたら生命の危機を迎える事になる




・ビタの母親


見た目がゴツくて強そう 実際集落の女衆の中で最も喧嘩が強い




・ビタの祖母


加藤を除き、ビタの力の一端を知る唯一の人物


以前怪我をした際に回復魔法で治療を受けるも、ビタには口外しないよう固く口留めをした




・ゼネス


ビタの集落に住むベテラン狩人の一人 加藤の狩りの師でもある 


加藤が集落に移り住んでからはゼネス・アルク・加藤の3名で組んで狩りをしていた


小柄だが鍛えられた屈強な体躯を誇り、集落の男衆の中でも特に体毛が濃い


濃い髭の顔には深い皺と幾つもの傷跡が刻まれており、目付きがとても鋭い


獣人の血を受け継いでおり、常人を遥かに凌ぐ鋭い五感を備えている


表には全く出さないが、加藤を今は亡き息子のように可愛がっていた




・アルク


ビタの集落に住む若い狩人の一人


髭ボーボーで口が早くて軽いものの、髭を剃れば日本基準でもイケメンである


加藤が集落を去る話を聞いた彼は密かにゼネスに相談を持ち掛け、二人で作成した弓矢を加藤に贈った




・サジタ


ビタの集落に住む若い狩人の一人


小柄でずんぐりした体型の青年で髪は栗色でボサボサ 目付きが悪い




・赤毛の男


加藤の異界での第一発見人族


時折集落での仕事をサボッて女と乳繰り合う姿を加藤に目撃された





♢ヴァンの隊商




・ニールヴァンド(ヴァン)


名門ウィロ・ウルム商会に所属する行商の一団の頭目 


加藤と出会った時点で年齢は28歳 


黒髪と茶色の瞳で目尻は僅かに垂れ気味 綺麗に整えられた髭 鍛え上げられた褐色肌の身体を誇り、彫が深く精悍かつ非常に整った顔立ちである




希少金属目当てにビタの集落を訪れた際に加藤と出会う 


その後、加藤を気に入って隊商への同行を許し、ファン・ギザの町でも何かにつけ親身になって彼を助けた




短い交誼であったが、加藤が信頼を置く数少ない人物の一人である




・ゴルジ


ヴァンの隊商の一員である少年 商人ギルド見習いでもある


茜色の巻き毛にお気に入りの帽子を被っている また濃紺の瞳の丸目は常に大きく見開かれており、如何にも好奇心旺盛で利発そうな容姿である


当初は他の隊員と同じく敬愛するヴァンに馴れ馴れしい加藤を疎ましく思って居たのだが、旅の道中で言葉を交わすうちに次第に打ち解けた





♢ファン・ギザの町(カニバル王国)




・ゾルゲ


狩人ギルドの見習い指導教官 引退した元4級狩人 


白髪で髭モサモサの見た目初老くらいの男 顔には深い皺といくつかの深い傷が刻まれており、目つきが鋭い




加齢による身体の衰えを自覚するにつれ毎日無性に苛立ち、誰でも良いから気持ち良くブン殴って気分転換をする為に指導教官の要請を受けた




常軌を逸したシゴキと暴力を交えた指導により、加藤を限界を越える程に苦しめた


しかし結果的に加藤の戦闘能力と身体能力、そして回復魔法の練度は1年余の短期間で異常と言える程に向上した




年嵩ながらも戦闘能力は非常に高く、実習期間の模擬戦においては最後まで加藤はまるで歯が立たなかった




・シャーレ


狩人ギルドの見習い指導教官 現役の5級狩人


碧眼で整った目鼻立ちの美女 しかし顔に幾らか戦傷が見受けられる また、恵体である オレンジに近い金髪をポニテのように後ろで縛っている


15名もの見習い実習生を手取り足取り丹念に指導し、十分に役目を果たした




・長身の男


狩人ギルドの見習い指導教官


狐顔で釣り目の鋭い目つきの男




・ソバカス


狩人ギルドの見習い実習生 加藤と共にゾルゲのシゴキを受ける


天然パーマ・茶髪・ソバカス顔


金が無い為、高額な指導料のシャーレを選べなかったのが運の付きである


ゾルゲのシゴキと暴力に心を折られ、2日で教育実習から脱落


その後、重いPTSDを患う




・イキリ


狩人ギルドの見習い実習生 加藤と共にゾルゲのシゴキを受ける


面長で短髪のツンツン黒髪 体格が良い 目付きが悪い


非常に気が強く胆力も根性も人一倍備えていたものの、ゾルゲの常軌を逸したシゴキと暴力に心を折られ、3日で教育実習から脱落


後にPTSDに苦しみながらも再び教育実習に挑み、遂に見習いを卒業した




・小太り


狩人ギルドの見習い実習生 加藤と共にゾルゲのシゴキを受ける


ゾルゲのシゴキと暴力に心を折られ、僅か1日で教育実習から脱落


その後、重いPTSDを患う




・貧乏少年


狩人ギルドの見習い実習生 加藤と共にゾルゲのシゴキを受ける


ゾルゲのシゴキと暴力に心を折られ、1日で教育実習から脱落


その後、重いPTSDを患う




・安宿の親父


ヴァンの隊商行き付けの安宿の店主 不愛想




・ファン・ギザの防具屋の店主


ムキムキの髭親父の店主




・ファン・ギザの狩人ギルド支部の職員1


加藤とヴァンの来訪を無視して顔馴染みと談笑 更には二人に対し邪険な扱いをする


その後、ヴァンの手回しでギルドを解雇される




・ファン・ギザの狩人ギルド支部の職員2


人事の担当職員 恰幅の良いおばちゃん


押しに弱い




・ファン・ギザの狩人ギルド支部の職員3


髭で小太りのおっさん




・ファン・ギザの薬師ギルド支部の職員1


容姿端麗な受付嬢


赤毛のショートの髪(実は後ろで束ねている)の上にトルコ帽みたいな帽子を被り、町でよく見かける木製の髪飾りを付けている




花形のギルド受付の座を勝ち取る為に要求される優れた能力と容姿を磨き、更には毒沼の泥を啜るような苦い経験を乗り越えて来た為、プライドが非常に高い


見習いの分際で馴れ馴れしく声を掛けて来た加藤(ゴミ)の態度に虫唾が走った




・ファン・ギザの薬師ギルド支部の職員2


初老くらいの長身のおばちゃん


加藤に薬草の正しい採取の方法を教える


裏向きギルド支部長の愛人だが、薬で骨抜きにしているので実質的な支部の支配者


顧客(加藤)への受付嬢の態度を鑑みて、密かに降格を検討する




・カニバルの王国の第一王子


カニバル王国の王太子


隣国(ラテール王国)への大規模遠征を指揮するが、敵国と交戦中に突如アルゲア(黒蜘蛛)の大群に襲われ、行方不明




・バルガ=ルオ


従軍した加藤の上司でありファン・ギザの補給部隊の指揮官 千人長である


黒髪長髪で厳つい髭を伸ばした壮年の男


補給部隊を指揮していたが、突如アルゲア(黒蜘蛛)の大群に襲われ、行方不明




・カスター(バンダナ)


狩人ギルドの指名依頼で従軍した加藤と小隊を組む 8級狩人


短髪で栗色の髪の男 細目で眉が太い 背丈は加藤より少し低い


年齢は加藤の見立てでは10代半ば


ファン・ギザの近くにある農村の4男 立身出世を夢見て狩人を目指す


平服で帯剣、額にバンダナのような布を巻いている


ファン・ギザの補給部隊に支援物資を輸送する仕事に従事していたが、頭上からアルゲア(黒蜘蛛)の奇襲を受け、死亡




・ルバーキャ(赤ロン毛)


狩人ギルドの指名依頼で従軍した加藤と小隊を組む 8級狩人


赤髪を肩まで伸ばし、切れ長の目で高い鼻 彫の深い整った顔立ち


年齢は加藤の見立てでは10代半ば


カニバル王国の4等貴族の3男


狩人ギルドに加入した理由は、武者修行


高価そうな皮鎧で武装している


ファン・ギザの補給部隊に支援物資を輸送する仕事に従事していたが、アルゲア(黒蜘蛛)の大群に襲われ、行方不明




・ギャエル(ドワーフ)


狩人ギルドの指名依頼で従軍した加藤と小隊を組む 8級狩人


濃紺の髪色で短髪、背が低いが厳つい体型


一見すると髭の無いドワーフっぽい


ファン・ギザの町の出身で父親は木工ギルドの職人


様々な経験を積む為の武者修行で狩人ギルドに加入


見習い実習で加藤がゾルゲに虐待を受ける一方で、シャーレの指導を受けていた


ファン・ギザの補給部隊に支援物資を輸送する仕事に従事していたが、アルゲア(黒蜘蛛)の大群に襲われ、行方不明




・後方支援部隊の中隊長


従軍した加藤の上司でありファン・ギザの補給部隊の中隊長


突如アルゲア(黒蜘蛛)の大群に襲われ、行方不明




・旅の行商人


アルゲア(黒蜘蛛)の襲撃から辛くも生き延びてファン・ギザの町へ帰る途上の加藤を、身なりから山賊と見間違えた




・ファン・ギザの町の南門の衛兵


アルゲア(黒蜘蛛)の襲撃から辛くも生き延びてボロボロになった加藤に同情した





♢ラテール王国





・ラーファ=シール


ラテール王国の軍団長


年齢25歳 身長は174cm


日本人のような濃い黒髪で、青っぽいグレーの瞳 肌の色はやや白色人種に近い褐色


高く通った鼻筋と細い顎 長い睫毛とやや目尻の上がった大きな目 厚めの桜色の唇 




眉目秀麗ではあるが、顔には薄く傷跡が何か所も走り、精強な正規軍の軍団長に相応しい体格を誇る 身体中に刻まれた戦傷を綺麗に治療しないのは敢えてである




個の実力はラテール王国内でも五指の中に入る


若い兵士を中心に絶大な人気を誇るが、急進的な思想の彼女は戦に消極的な王や軍の上層部からは疎まれており、軍の中における立場は少々微妙であった




国境を越えて侵攻して来た隣国(カニバル王国)との大規模戦闘の最中、彼女の率いる軍勢は突如現れたアルゲア(黒蜘蛛)の大群に襲われた


大混乱に陥った戦場で彼女は秩序ある撤退を試みるも、魔物領域に生息するであろう巨大なアルゲアに捕らえられた その際、吸着魔法と体毛を利用した拘束魔法で動きを封じられ、あえなく捕食された




・ラウード=シェルラン(張飛)


ラテール王国の元軍人 3等貴族の次男


年齢32歳 身長は189cm


威圧感タップリのまん丸い目玉に針金のような虎髭。そして銅鑼のような極太体型に鍛え上げられたブ厚い筋肉


頭には鉢金のような金属製と思われるの額当てをしており、栗色の髪と髭をゴツい顎に無造作に伸ばしている 劇画等で見られる三国志の張飛に瓜二つ


見た目は厳ついが、とても気の良い男である


斥候部隊の部下となった根津に色々吹き込まれた結果、張飛呼びを非常に気に入っており、彼女の助言で蛇矛を造らせた


国境を越えて侵攻して来た隣国(カニバル王国)との大規模戦闘に従軍するも、突如現れたアルゲア(黒蜘蛛)の大群に襲われた


彼自身は部下に救助されて辛うじて生き残るが、敬愛する上司と祖国を失ってしまう


その後、紆余曲折を経て狩人ギルドに加入した彼は、辛い過去から逃げる様に大山脈を越えて新天地を目指す


その際に、偶然加藤と顔を合わせた※171話


大山脈では幾度となく死地に立たされるも、持ち前の屈強さと強運により辛うじて生き延び、アプリリスの町に辿り着いた


その後、商人ギルドお抱えの薬師の活躍により重い傷を癒した彼は、アプリリスの町を立ち去った




・グリセロ


ラテール王国の軍人


年齢39歳 身長は185cm


灰色の髪を後ろで束ねており、細目に細面である


肌に皺などが殆ど無いので、外見からは年齢不詳 若くも見えるし、年長にも見える


額に横一文字に走った傷跡が刻まれている


隣国(カニバル王国)との会戦で主力の軍勢が壊滅した後、ラテール王国滅亡時に命運を共にする




・ダズ


ラテール王国の元軍人


才賀たちが赴任した国境の砦の部隊に所属する中隊長


古参兵であり、己の生存率を上げる為に才賀たちの面倒を何くれと見る


ラテール王国滅亡後、隣国へ亡命した

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ