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四大美女と完璧イケメンとその親友  作者: 星宮 誠二
二学期
70/82

修学旅行(1日目)

あけましておめでとうございます。

「「「北海道に到着ー!」」」

そんな掛け声とともにクラスメイトの1部が両手を勢いよくあげる。


「寒い。」

俺は腕を組みながら呟く。


「本土とはこんなにも気温が違うんだね。」

澪も腕で体を抱きながら俺の呟きに同意する。現在の状況を説明すると、あの自称3年生に説教マガイのことをしてから2週間ほどが経った今、俺たち2年生は修学旅行先である北海道に来ていた。


「この後はなんだっけか。」


「う~んと、確か・・・。そうそう、この後はご飯を食べた後、さっぽろテレビ塔?に向かうみたいだよ。」

俺が質問すると、澪はカバンの中から修学旅行のしおりを取り出してそう教えてくれた。


「おい、お前ら。移動するぞ!」

すると、バスの方から聞きなれた先生の声が聞こえた。


「飛行機の次はバスか。」


「ほらっ、早く行こっ!」

俺が乗り物続きでうんざりしていると澪が俺の手を引っ張ってきた。最近の澪はこういうことにかなり積極的になった気がする。やはりあの時の宣言がきっかけだろうか。



「「うまっ。」」「美味しい。」

俺・淳・澪は目の前に用意された定食の料理を口にして思わず感嘆の声を漏らす。その後は黙々と食べ続けました。



「ここがテレビ塔か。」


「大きいね。」


「東京タワーに近いものを感じるね。」

本日の観光場所である『さっぽろテレビ塔』を見上げながら俺たちは各々、感想を述べる。前を見ると、うちのクラスの移動の番のようだ。


「行くか。」


「「そうだね。」」


結論から言えばテレビ塔の展望台から見る、札幌の景色は晴れているためもあり非常に良かった。思わず結衣に渡す用のストラップも買ってしまった。お小遣いは貰っているが使い方は考えなきゃいかんな。


そんなこんなで1日目の観光は終了した。



場所は移り、ホテルの一室。


「「「おぉ~」」」

俺・淳・加藤の3人は部屋の中を見るなり感嘆の声を上げる。何故3人なのかというと本来ならば4人部屋なのだが他の1人(確か名前は如月くん)が体調不良のため修学旅行自体を欠席してしまったためだ。


「3人だと広く感じるな。」


「「だねぇ~」」

確かこの後は2時間ぐらい後に夜ご飯のはずだ。


「夜ご飯まで時間があるからその間にお風呂でも入っちゃおうと思うんだけどどうかな?」


「「賛成~」」

淳の提案に俺と加藤は同意する。その後、俺たちは順番でお風呂に入った。湯舟は心なしかいつもより気持ちよかった。



夜ご飯は山菜や魚の揚げ物だった。控えめに言ってめっちゃおいしかった。さすが特産物に選ばれるだけはあるのだと実感した。帰ったら結衣に作れるかどうか聞いてみよう。


その後は特にこれといったことはなく部屋の中で3人でトランプをしながら修学旅行の1日目を終えた。

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