結衣の優しさ
投稿がかなり遅れてしまい誠に申し訳ありません!
適度にバイトをしながら結衣と家でのんびりしている日々を過ごしているとある日突然、澪からメッセージが届いた。
澪「今、大丈夫?」
俺「あぁ、問題ないがどうした?」
澪「翔斗君の事だし忘れてると思うから言うけど、買い物の件を覚えてるよね?」
俺「・・・真に申し訳ありません。」
澪「そんなことだろうと思ったよ。」
俺「連絡を入れてきたってことはその件についてか?」
澪「うん。今週の日曜日なんかどうかな。」
俺「その日ならバイトもないし暇だぞ。」
澪「なら、日曜日の朝9時に翔斗君の家に迎えに行くから準備しておいてね。」
俺「了解。」
メッセージの会話が終わると俺はゴロリとベットに寝転がった。このまま寝てしまおうかというところにドアの僅かな隙間から声が聞こえた。
「連絡は終わったのお兄ちゃん。」
そう言いながら部屋に入ってきたのはすでに寝ていると思っていた結衣だった。
「あぁ、まだ寝てなかったのか?」
俺が手でこっちに来るようにやると結衣は迷いのない足取りでベットに座っている俺の隣に腰かけた。
「誰と連絡してたの?」
「澪と買い物に出かける約束をしててな、その細かい連絡をしてた。」
結衣の質問に対して特に隠す必要もないので俺は正直に答えた。
「ふ~~ん。」
面白くなさそうにそう呟く結衣から一瞬だけ寒気が放出されていたような気がしたが気のせいだろう。
「・・・お兄ちゃんは私のこと好き?」
「勿論、好きに決まってるだろう。急にどうしたんだ?」
結衣の突然の質問に困惑しながらも俺は即答した。
「私は昔のお兄ちゃんも今のお兄ちゃんも両方とも好きだから。だから・・・」
「・・・。」
俺は結衣の言わんとしていることを察し口を挟むことなくただ聞く。
「・・・だからお兄ちゃんはなりたい自分になればいいと私は思うよ。」
その言葉とともに結衣は俺に抱き着いてきた。体温が少し熱くなっていることからおそらく恥ずかしがっているのだろう。
「・・・心配かけさせちゃったかな。」
結衣はおそらくお嬢様と藤本がこっぴどく振られて以降の俺のことを心配してくれたのだろう。
「誰にも気づかれてないと思ったんだけどな。」
「私に隠し事ができると思わないでね?」
俺は無言で結衣を抱きしめた。結衣も力強く抱きしめ返してくれる。
「・・・ありがとう。」
「どういたしまして。」
しばらく抱き合った後、名残惜しいが離れた。
「それで、本題はなんだ?」
話が落ち着いたところで俺は結衣にこの部屋に来た理由を聞いた。
「あっ、そうだ。忘れるところだった。」
結衣はなぜか居住まいを正してから本題を教えてくれた。
「今日は一緒に寝たいです。」
「よっしゃ、バッチ来い。」
その夜は二人で一緒に寝ました。
今後とも頑張らせていただきますのでどうか「四大美女と完璧イケメンとその親友」をよろしくお願いします!




