表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

64/566

第60話【思い描く未来】★

「お前のハーレムに、私を加えてくれないか?」


 ────え!?


 いま、カティアさん、なんて!?

 聞き間違い?

 いや、違う。


 え、本当に!?

 これは……。

 これは告白だ!


「カ……カティアさん。本気で言ってるんですか!?」


 正気(しょうき)を確認するように俺は目前の真紅の騎士に問いただした。

 するとカティアさんは何の迷いもなく頷いてきた。

 ほんのり頬を赤くしながら。


「本気だ。……やはり私じゃダメか?」


「とと、とんでもない! 俺! カティアさんも嫁に狙ってましたから! むしろ自分から来てくれるなんて大歓迎ですよ!」


「私も? ……そうか」


 一瞬だけ目を丸くしたカティアさんだったが、すぐにどこか嬉しそうに笑って返してくれた。


「まさか私まで狙ってくれていたとはな。光栄だが、お前の女の好みがイマイチよく分からなくなったな」


「え?」


「いや、私の勝手な予想だったんだが……お前は先生やローエのような綺麗な女が好みだと思っていた」


 へぇ……カティアさんでも先生やローエさんは綺麗に見えるんだ。

 ローエさんの美貌まで認めてるとは、ちょっと意外。


「いやカティアさんも十分綺麗ですよ?」


世辞(せじ)はいい。あの二人に比べれば私などまだまだだ。ま、騎士としての技量なら劣るつもりはないがな」


 すぐ負けん気を出す。

 こんなところはやはりカティアさんらしいし可愛いと思う。


「はは……、でもなんで急にこんな話を?」


「ん、今日の少し前にな。ローエがハーレムの話をしてきた時にちょっと真面目に考える機会があった。お前が練兵場に来るまでの間、ずっと考えていた」


「ハーレムのことを?」 


「ああ。お前を旦那として、私とローエと先生でハーレムを築く。このことについて真剣に考えてみたんだ」


 あのストイックな感じのカティアさんがハーレムについて真面目に……凄いギャップを感じるんだが。


「これがなかなか、悪くないと思ってな」


「本当ですか!?」


「ああ。私は……正直に言うと結婚なんてそもそも考えてなかった。女をバカにする男は嫌いだし、かと言って口ばっかりの弱い男も嫌いだ。自分より弱い男に嫁ぐなんて死んでも嫌だった」


「なるほど」


「この通り根っから面倒くさい女でな。こんなだから結婚なんて無縁だと思ってたんだ。ずっと」


「じゃあどうして今回?」


「お前は女をバカにしないし、実力もちゃんと(ともな)っている。分かるだろう? お前は、私の求める男性への条件を完全に満たしているんだ」


「!」


 たしかに!

 言われてみるとちゃんと満たしてる!

 やったぜ!

 つまり俺はカティアさんの!


「つまりお前は、私の好みの男性なんだ」


「カティアさん……」


「だから、頼む。私をお前の嫁の一人に(むか)えてほしい。今はまだお前好みの女にはなれないかもしれない。だが、嫁にしてくるならお前の要望には従う。お前好みの女になる努力はするつもりだ」


「俺好みの女ですか?」


「ああ。約束する」


「だったら、ずっと、今のままのカティアさんでいてほしいです」


「え……」


「俺は今のカティアさんが凄く好きですから。ずっとそのままでいてほしいです」


「ゼクード……」


「本当ですよ?」


「今さら疑うものか! ……ありがとう」


 言って、カティアさんは俺を抱き締めてきた。

 俺も彼女を抱き締め返すと、カティアさんは俺の肩に顔を埋めてきた。


 そして密着してから気づく。

 カティアさんの心臓の高鳴りが聴こえてくるのだ。


 顔にはあまり出してないが、凄く緊張しているらしい。

 慣れないことをしているせいだろう。

 

 対する俺はまだ気持ちに余裕があった。

 これもまたフランベール先生とローエさんのおかげかもしれない。

 余裕があるから、俺はカティアさんを優しく包み込むことができた。

 俺はそのままカティアさんの耳元で言葉を囁く。


「俺を選んでくれて、ありがとうございます。よくぞ来てくれました。もう離しませんからね?」


 俺は逃がさないように抱擁をギュッと強くした。

 するとカティアさんは『それはこちらのセリフだ』と言わんばかりに俺を抱き締める手を強くした。


 お互いのぬくもりを感じ合い、しばらく抱き合った。

 カティアさんの鼓動が未だにドクンドクンと鳴っている。

 俺は彼女が落ち着くまでしっかり抱き締めてやろうと決意し、優しく頭を撫でてみた。


 ポニーテールが邪魔で、少しだけ撫でにくかったが、それでも優しく撫でた。

 気の強いカティアさんだから、もしかしたら嫌がるかと思ったが、案外と受け入れてくれたようで、とくに抵抗はしてこなかった。


「……ゼクード」


「ん?」


「変な話かもしれないが、私は……」


 少しだけ身体を離して、カティアさんは俺の顔を正面にした。

 顔が赤く染まっている。

 凄く可愛い。


「私は……お前や先生。それからローエと築くハーレムに魅力を感じている」


「魅力……?」


 カティアさんは頷く。


「うまくは言えないが、ワクワクするんだ。その、ハーレムという未来に……」


 ハーレムという未来にワクワクする、か。

 不思議な感覚だけど、分かる気がする。


「私はこの『ドラゴンキラー隊』に居心地の良さを感じている。この居心地の良さを『仕事』から『家族』へ変えられたら、どれだけ幸せなんだろな、と」


「あ、それでハーレムも悪くないって言ってたんですか」


「ああ。それがきっかけで、私もお前の嫁になりたくなった。ローエや先生に置いていかれたくなかった気持ちもある。お前という好みの男を逃したくなかった。だから……」


「……カティアさん。キスしていいですか?」


 もう十分にカティアさんの気持ちはわかったから、俺は『約束のキス』を願い出た。

 当のカティアさんは驚きの顔を見せたが、それは一瞬。

 

 美しい笑みを見せてくれて、それから目を閉じてくれた。


 俺はそのまま、そっとカティアさんと唇を重ねた。

 抱き締め合ったまま、お互いの気が済むまで。


※ノクターン版はこちら

https://novel18.syosetu.com/n4405ez/5/

 カティア編です。


★下にまたまたカスタムキャストで作ったカティア・ローエ・フランベールの画像があります。

 見たい方はこのまま↓へ!





















【一枚目】

『女騎士たちが学生服を着てみたそうです』


挿絵(By みてみん)

フランベール先生!

あなた教師でしょう!


【二枚目】

『ゼクードのメイドたち』


挿絵(By みてみん)

おはようございますご主人様!

と言ってほしい!


【三枚目】

『女騎士たちが水着でポーズをとってくれました』


挿絵(By みてみん)

いや、みんな可愛すぎ!

なんでみんな黒なの?


【四枚目】

『悪魔と化した女騎士たち』


挿絵(By みてみん)

浮気するとこうなります。


【五枚目】

『女騎士たちの鎧の下』


挿絵(By みてみん)

鎧の下はこんな感じなのかなぁ?

下手な格好よりエロい…


【六枚目】

『みんなでアイドル始めちゃいました』


挿絵(By みてみん)

グループ名はナイトレディーズです。

強そうだ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 作者 「読者諸君、あっち٩( *˙0˙*)۶ イケイケ〜」 読者一同 「あっち池演習に あっち((((っ・ω・)っイクイク」 なろう本営 「なろうって行って訓練結果をターンノベルか…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ