第60話【思い描く未来】★
「お前のハーレムに、私を加えてくれないか?」
────え!?
いま、カティアさん、なんて!?
聞き間違い?
いや、違う。
え、本当に!?
これは……。
これは告白だ!
「カ……カティアさん。本気で言ってるんですか!?」
正気を確認するように俺は目前の真紅の騎士に問いただした。
するとカティアさんは何の迷いもなく頷いてきた。
ほんのり頬を赤くしながら。
「本気だ。……やはり私じゃダメか?」
「とと、とんでもない! 俺! カティアさんも嫁に狙ってましたから! むしろ自分から来てくれるなんて大歓迎ですよ!」
「私も? ……そうか」
一瞬だけ目を丸くしたカティアさんだったが、すぐにどこか嬉しそうに笑って返してくれた。
「まさか私まで狙ってくれていたとはな。光栄だが、お前の女の好みがイマイチよく分からなくなったな」
「え?」
「いや、私の勝手な予想だったんだが……お前は先生やローエのような綺麗な女が好みだと思っていた」
へぇ……カティアさんでも先生やローエさんは綺麗に見えるんだ。
ローエさんの美貌まで認めてるとは、ちょっと意外。
「いやカティアさんも十分綺麗ですよ?」
「世辞はいい。あの二人に比べれば私などまだまだだ。ま、騎士としての技量なら劣るつもりはないがな」
すぐ負けん気を出す。
こんなところはやはりカティアさんらしいし可愛いと思う。
「はは……、でもなんで急にこんな話を?」
「ん、今日の少し前にな。ローエがハーレムの話をしてきた時にちょっと真面目に考える機会があった。お前が練兵場に来るまでの間、ずっと考えていた」
「ハーレムのことを?」
「ああ。お前を旦那として、私とローエと先生でハーレムを築く。このことについて真剣に考えてみたんだ」
あのストイックな感じのカティアさんがハーレムについて真面目に……凄いギャップを感じるんだが。
「これがなかなか、悪くないと思ってな」
「本当ですか!?」
「ああ。私は……正直に言うと結婚なんてそもそも考えてなかった。女をバカにする男は嫌いだし、かと言って口ばっかりの弱い男も嫌いだ。自分より弱い男に嫁ぐなんて死んでも嫌だった」
「なるほど」
「この通り根っから面倒くさい女でな。こんなだから結婚なんて無縁だと思ってたんだ。ずっと」
「じゃあどうして今回?」
「お前は女をバカにしないし、実力もちゃんと伴っている。分かるだろう? お前は、私の求める男性への条件を完全に満たしているんだ」
「!」
たしかに!
言われてみるとちゃんと満たしてる!
やったぜ!
つまり俺はカティアさんの!
「つまりお前は、私の好みの男性なんだ」
「カティアさん……」
「だから、頼む。私をお前の嫁の一人に迎えてほしい。今はまだお前好みの女にはなれないかもしれない。だが、嫁にしてくるならお前の要望には従う。お前好みの女になる努力はするつもりだ」
「俺好みの女ですか?」
「ああ。約束する」
「だったら、ずっと、今のままのカティアさんでいてほしいです」
「え……」
「俺は今のカティアさんが凄く好きですから。ずっとそのままでいてほしいです」
「ゼクード……」
「本当ですよ?」
「今さら疑うものか! ……ありがとう」
言って、カティアさんは俺を抱き締めてきた。
俺も彼女を抱き締め返すと、カティアさんは俺の肩に顔を埋めてきた。
そして密着してから気づく。
カティアさんの心臓の高鳴りが聴こえてくるのだ。
顔にはあまり出してないが、凄く緊張しているらしい。
慣れないことをしているせいだろう。
対する俺はまだ気持ちに余裕があった。
これもまたフランベール先生とローエさんのおかげかもしれない。
余裕があるから、俺はカティアさんを優しく包み込むことができた。
俺はそのままカティアさんの耳元で言葉を囁く。
「俺を選んでくれて、ありがとうございます。よくぞ来てくれました。もう離しませんからね?」
俺は逃がさないように抱擁をギュッと強くした。
するとカティアさんは『それはこちらのセリフだ』と言わんばかりに俺を抱き締める手を強くした。
お互いのぬくもりを感じ合い、しばらく抱き合った。
カティアさんの鼓動が未だにドクンドクンと鳴っている。
俺は彼女が落ち着くまでしっかり抱き締めてやろうと決意し、優しく頭を撫でてみた。
ポニーテールが邪魔で、少しだけ撫でにくかったが、それでも優しく撫でた。
気の強いカティアさんだから、もしかしたら嫌がるかと思ったが、案外と受け入れてくれたようで、とくに抵抗はしてこなかった。
「……ゼクード」
「ん?」
「変な話かもしれないが、私は……」
少しだけ身体を離して、カティアさんは俺の顔を正面にした。
顔が赤く染まっている。
凄く可愛い。
「私は……お前や先生。それからローエと築くハーレムに魅力を感じている」
「魅力……?」
カティアさんは頷く。
「うまくは言えないが、ワクワクするんだ。その、ハーレムという未来に……」
ハーレムという未来にワクワクする、か。
不思議な感覚だけど、分かる気がする。
「私はこの『ドラゴンキラー隊』に居心地の良さを感じている。この居心地の良さを『仕事』から『家族』へ変えられたら、どれだけ幸せなんだろな、と」
「あ、それでハーレムも悪くないって言ってたんですか」
「ああ。それがきっかけで、私もお前の嫁になりたくなった。ローエや先生に置いていかれたくなかった気持ちもある。お前という好みの男を逃したくなかった。だから……」
「……カティアさん。キスしていいですか?」
もう十分にカティアさんの気持ちはわかったから、俺は『約束のキス』を願い出た。
当のカティアさんは驚きの顔を見せたが、それは一瞬。
美しい笑みを見せてくれて、それから目を閉じてくれた。
俺はそのまま、そっとカティアさんと唇を重ねた。
抱き締め合ったまま、お互いの気が済むまで。
※ノクターン版はこちら
https://novel18.syosetu.com/n4405ez/5/
カティア編です。
★下にまたまたカスタムキャストで作ったカティア・ローエ・フランベールの画像があります。
見たい方はこのまま↓へ!
※
※
※
※
※
※
【一枚目】
『女騎士たちが学生服を着てみたそうです』
フランベール先生!
あなた教師でしょう!
【二枚目】
『ゼクードのメイドたち』
おはようございますご主人様!
と言ってほしい!
【三枚目】
『女騎士たちが水着でポーズをとってくれました』
いや、みんな可愛すぎ!
なんでみんな黒なの?
【四枚目】
『悪魔と化した女騎士たち』
浮気するとこうなります。
【五枚目】
『女騎士たちの鎧の下』
鎧の下はこんな感じなのかなぁ?
下手な格好よりエロい…
【六枚目】
『みんなでアイドル始めちゃいました』
グループ名はナイトレディーズです。
強そうだ!




