表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/283

55.樹海に沈む村を助ける



 俺たちは獣人国王都へ向かう途中に、村に立ち寄った。

 木のドラゴンをぶん殴って倒したあと……。


「あなた様達はいったい……」


 獣人たちが恐る恐る俺たちに話しかけてきた。

 そこへ、獣人の王女、ラグドールが言う。


「皆さん、こちらの方々は敵ではございません」

「おお、ラグドール様!」


 さすが獣人の王女、顔が知れ渡ってて良かった。

 無意味な争いが起きなくて済む。


 獣人たちがラグドールの周りに集まってくる。


「このお方は、我らが祖国を救ってくださる、救世主様です」

「おお! なんと……ありがたい!」


 頭を下げられまくる俺たち。

 期待されているのだ、頑張らねーと。


「とりあえず、王都を目指す。だがこの村をほっとくのもな」


 完全に樹海化の影響を受けていた。

 住居を破壊されて、村を守る防壁すらない。


「ほいじゃ、俺は外壁でも作るかね。ポロ」

「……はい」


 さっきの一件で、ポロがペちょんと耳と尻尾を垂らしている。

 強く言いすぎたな。


「周りの雑魚、掃除してやってくれ」

「……わかりました」


 ポロはうなずくと、鞘に収まったままの夜空を手にして出て行く。

 封印の解く解かないは、夜空に任せてるからな。あとは二人で乗り越えて欲しい。


「しかし救世主様。防壁を作るってどうやって……?」


 獣人の一人が俺に尋ねてくる。

 まあ、言うて簡単なことだ。


「素材はたくさんあるしな」


 俺は近くの木に近づいて、ハンマーでコツンと叩く。

 すると、木々が変形して、あっという間に村を囲う高い壁へと変貌した。


「なんということだ……神の奇跡だ」


 震えている獣人たちに俺は言う。


「いや、ただの職人技だよ」


 ぽかんとする獣人たちをよそに、俺は次なる復興作業に着手するのだった。

【★読者の皆様へ お願いがあります】


ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります!


現時点でも構いませんので、

ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると嬉しいです!


お好きな★を入れてください!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ