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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
三章

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279.未来



 ポロと協力して、七福塵しちふくじんを討つことになった。


「全くもって……くだらんぞ、八宝斎はっぽうさい


 七福塵しちふくじんの表情に苛立ちが見えた。


「おまえは、自動的でなければならない。あらゆるものの願望を、反射で叶えるマシーンでなくてはならない! 自我など不要なのだ……!」


 これがやつの主張だ。

 モノに心が不要ってね。


「ばっかだなー、おまえ」

「なんだと!?」


「そんなの……作っても、面白くねえだろ!」


 作ったモノが、作ったとおりになって、それの……どこが面白いというのだ。


「手塩に育てたものが、創造主おやの想像を越える……それが、一番おもしれえんじゃあねえか!」

「まったくおまえとは……最後まで相容れなかったなぁ……! 八宝斎はっぽうさいぃいいいいい!」


 七福塵しちふくじんの体にマグマが吸収されていく。

 徐々に、巨大化していく。


 やつはマグマ……いや、大地のエネルギーを吸って巨大化しているのだ。


『それだけじゃあないぞ! マグマで呪具をとかし、それらを組み合わせてある!』


 なるほど、呪具+大地のエネルギーで、強化したわけか。


 ごごごごご……。


「ヴィルさん、大地が……揺れ動いてます! これはいったい……?」


 俺は地面に触れる。

 それだけで、モノの構造がわかった。


 この星が、悲鳴を上げている。


「どうやら……七福塵しちふくじんのやつが、この星のエネルギーを全てかっさらったらしい。このままだと、星が消える」

「! では……早く討伐しないと、ですね」


 ポロは絶望することなく、前を見る。

 ほんっとに、強くなったなぁ……。


「ああ、こいつをぶっ倒して、エネルギーを帰して貰う。できなきゃ星が崩れる」

『倒せるものかぁ!』


 いーや、倒せるんだなぁこれが。

 俺には、見えている。


 俺たちの勝利する未来が。

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