273.けりをつけにいく
《ヴィルSide》
進化聖剣を作ることができた。
世界中の人たちが、聖剣を使えるようになった。
俺には、作った武器を通して、世界中のことがわかる。
皆が、勇者とともに、呪いと戦ってる。
これなら、もうあとのことは皆に任せれば良いだろう。
「じゃ、ロウリィちゃん。俺、いってくるわ」
工房のなかにて、俺はロウリィちゃんに言う。
「いくって……どこにっすか?」
「どうやら地下に七福塵がいるらしいからさ、全てに……決着付けてくる」
呪いをばらまく、七福塵を、俺は決して許せない。
やつのところへいって、もうこの呪いの連鎖を止めなければならない。
「戻ってきますよね……?」
ロウリィちゃんが不安そうにしてる。
「もちろんだよ。まだまだ、俺は皆のためにアイテム作りたいしな!」
ロウリィちゃんが苦笑する。
「こんなときでも、関心事はもの作りなんすね」
「まぁな! じゃ、俺いってくる」
この星の中心に、やつはいる。
俺は新しい神鎚ミョルニル……新鎚を手に取って、床にたたきつける。
「神錬成!」
瞬間、魔法陣が出現する。
俺の作った、どこにでも行ける魔法陣だ。
七福塵のところへ、という凄くざっくりした指示でも、この神・転移魔法陣は、俺を連れてってくれる。
魔法陣の上に立つと転移が開始される。
さぁ、七福塵。
決着を付けようぜ。
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