表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

272/283

272.願いの聖剣



 ロクサーヌの手には、1本の聖なる剣が握られていた。


 ヴィルから与えられていた、進化する剣。


「この剣なら……!」


 ロクサーヌが剣を手にもち、その場でくるん、と回転する。

 瞬間、光の本流が周囲に広がった。


 呪い達は光に飲み込まれて、一瞬で消えた。

「す、すごい……呪いを退けた!」

「ポロさん、今のうちに治療を!」


 ポロは光の聖剣で、自分の腕をつきさす。

 光の聖剣の持つ再生能力が発動し、腕が元通りになった。


「おいおいこいつぁ……どういうことだい!? アタシらの使ってる勇者の聖剣と、同程度のスペックの剣じゃあねえか!」


 ライカが驚愕するのも当然だ。

 彼女らの持つ剣に、比肩するほどの剣を、ロクサーヌ……一般人が持ってるのだから。


「ヴィル様……ついに、悲願を達成したのですね!」


 ポロが頭上を見上げる。

 工房から立ち上った光が、無数の流星となり、地上へと降り注いでいた。


 目のいいポロ、そして火の勇者ヨウにはわかっていた。


「……聖剣です。あれ、1本1本が聖なる剣! この世界の全ての人たちに、送り届けられていく!」

「えー!? なにそれ……じゃあ、皆が勇者になるってことぉ!?」


 ミリスが驚愕する一方で、ペルシヤが首を振って否定する。


「ロクサーヌさんの剣を見るに……どうやらこの剣は、あくまで本人の望みを反映し、進化するものだけのようです。勇者になるわけではないです」


 ……ヴィルの望み。

 それは、誰もが使える聖剣を作ること。


 その悲願を、ついに、彼は達成したのだ。

 

 今世界中には、聖なる剣を持つものがたくさんいる。

 全人類に、聖なる剣が配られた。


 うぉおおおおお! とディ・ロウリィの領民たちが雄叫びを上げる。

 そして、聖なる剣を手に、呪いに立ち向かっていく。


「ここからは……反撃開始です! いきますよ、皆さん!!」 


 ペルシヤがそういうと、勇者達はうなずく。

 もう守る必要は無い。あとは、呪いを祓う、それだけだ。

【☆★おしらせ★☆】


好評につき連載版はじめました!!

ページ下部にリンクがございます!!


【連載版】無能令嬢、【極東の悪魔】のもとに身代わりで嫁ぐ~「妹の代わりに死んでくれ」と親から言われたので、家から出て行くことにしました。でも嫁ぎ先の人たちは皆いい人たちで幸せです


または、以下のULRをコピーしてお使いください。


https://book1.adouzi.eu.org/n2756ju/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ