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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
三章

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271.窮地



《ポロSide》


 ポロ達はディ・ロウリィの領地にて、呪いの人形たちと相対していた。

 どれも強力な力で、こちらを攻撃してくる。

 しかも厄介なことに、やつらは触れたものを呪物に変えてしまうのだ。

 触れるだけで呪いとなるため、触れるのはNG。


 聖なる剣で攻撃しようとしても、四方八方から呪いたちが襲いかかってくるので、どうしても防戦一方にならざるを得ない。


 だが、それで良かった。

 ポロは光、闇の聖剣をふるう。


 光が呪いを祓い、闇が呪いを取りこむ。

 他の勇者達も、それぞれ得意な属性を使って、呪いを遠ざけていた。


 そう、彼女らが勝つ必要はない。

 自分たちの仕事は、時間を稼ぐこと。ただそれだけなのだ。


「しかし……まずいね……消耗戦だ……」


 雷の勇者ライカが滝のような汗を書きながら言う。

 他の勇者達も体力をかなり消耗していた。


 当然だ。向こうは無生物。

 こちらは動けば体力を使うのだから。


「もう少しですっ! もう少しで……ああっ!」


 ポロが呪いから反撃を受けてしまった。

 右腕が一瞬で真っ黒に染まる。


「ポロ!」

「くっ!」


 ポロは光の聖剣ルクスリアで、片腕を吹き飛ばす。

 闇の聖剣 夜空が人間の姿へともどり、ポロの止血を行う。


「駄目じゃ……呪いの進行がとまらん! このままでは……ポロが呪いになってしまうのじゃあ……!」


 ポロの意識が遠のいていく。

 だが……恐怖はなかった。


 かっ……! と、近くに居たロクサーヌの持つ、進化聖剣が輝きだしたのだから。

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または、以下のULRをコピーしてお使いください。


https://book1.adouzi.eu.org/n2756ju/

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