262.蠱毒の呪い
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
さて、死んでしまった魔族達は戻した。
「んじゃ、次だな」
「つぎ……?」
ロクサーヌちゃんが首をかしげる。
状況を理解していないようだ。まあしょうがないな。
一方で勇者達は、一歩おくれて気づいたようだ。
バッ……! とポロ、イリス、そしてミリスが上空を見上げる。
「気づいたか」
「「「はい……!」」」
彼女たちの額に汗が流れる。
ま、あれを初見でみりゃあな。
「なんなのじゃ? いったい、何が……?」
「あー、もしかしてアレ見えないの?」
「は、はいですじゃ……」
ロクサーヌちゃんは勇者じゃあないからな。
うん。
「ちょいと失礼」
俺は神鎚ミョルニルでロクサーヌちゃんの頭を軽くたたく。
「んな!? なんじゃあれはぁあ!?」
彼女の新しい目で見えているもの……。
それは、上空に浮かぶ、巨大な蟲だ。
ムカデのようなそれが、上空で渦を巻いているのである。
「呪いの集合体……かな?」
「呪いの集合体……?」
「多分だけど、ここで蠱毒が行われたんだと思う」
「蠱毒……?」
「一箇所に毒虫などをあつめて、食い合いをさせ、最強の呪いを作る儀式さ」
「そんなことを知ってるなんて……いやそれ以前に、じゃ。どうしてわらわにあれが見えるのじゃ? 呪いなんてわらわには見えなかったのに……」
たしかにね。
「ん? 君の目を作り替えたんだよ」
「は!? い、いつの間に!?」
「え、さっきこつんって……気づかなかった?」
ぶんぶん! と首を横に振る。
あれぇ?
「なあポロ。俺ハンマーでたたいてたの見えたよな?」
ふるふる、とクビを横に振る。
あれぇ?
「おそらくですが、早すぎて見えなかったのではないでしょうか?」
「恐ろしく早いハンマーだったんだよ! 先生はやっぱりすごいね!」
うーん……そんな早く動いたつもりはないんだが……。
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