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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
三章

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262/283

262.蠱毒の呪い

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 さて、死んでしまった魔族達は戻した。


「んじゃ、次だな」

「つぎ……?」


 ロクサーヌちゃんが首をかしげる。

 状況を理解していないようだ。まあしょうがないな。


 一方で勇者達は、一歩おくれて気づいたようだ。

 バッ……! とポロ、イリス、そしてミリスが上空を見上げる。


「気づいたか」

「「「はい……!」」」


 彼女たちの額に汗が流れる。

 ま、あれを初見でみりゃあな。


「なんなのじゃ? いったい、何が……?」

「あー、もしかしてアレ見えないの?」

「は、はいですじゃ……」


 ロクサーヌちゃんは勇者じゃあないからな。

 うん。


「ちょいと失礼」


 俺は神鎚ミョルニルでロクサーヌちゃんの頭を軽くたたく。

 

「んな!? なんじゃあれはぁあ!?」


 彼女の新しい目で見えているもの……。

 それは、上空に浮かぶ、巨大な蟲だ。


 ムカデのようなそれが、上空で渦を巻いているのである。


「呪いの集合体……かな?」

「呪いの集合体……?」

「多分だけど、ここで蠱毒が行われたんだと思う」

「蠱毒……?」

「一箇所に毒虫などをあつめて、食い合いをさせ、最強の呪いを作る儀式さ」


「そんなことを知ってるなんて……いやそれ以前に、じゃ。どうしてわらわにあれが見えるのじゃ? 呪いなんてわらわには見えなかったのに……」


 たしかにね。


「ん? 君の目を作り替えたんだよ」

「は!? い、いつの間に!?」

「え、さっきこつんって……気づかなかった?」


 ぶんぶん! と首を横に振る。

 あれぇ?


「なあポロ。俺ハンマーでたたいてたの見えたよな?」


 ふるふる、とクビを横に振る。

 あれぇ?


「おそらくですが、早すぎて見えなかったのではないでしょうか?」

「恐ろしく早いハンマーだったんだよ! 先生はやっぱりすごいね!」


 うーん……そんな早く動いたつもりはないんだが……。

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編が好評のため、

連載版を投稿しました!


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