226.神業
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
モールの作った、地下牢へと向かったのだが……。
はぁ~~~~~~……
「テンション下がる……」
「どうしたんですか、ヴィル様?」
地下へと下りてきた俺たち。
だが直ぐに、俺は気づいたのだ。
ポロに、俺は言う。
「この地下牢……つまんない」
「どういう……?」
「なーーーんの、工夫もない」
ただ地面に穴を掘って、通路を作ってるだけだ。
トラップとか、工夫とかが、何もみれない。
「入口の隠蔽に力を入れてただけっぽいわ……はぁ、テンション下がる……」
ロクサーヌが「えと……」と困惑する。
ぽんぽん、とポロが肩を叩いた。
「ヴィル様は、そういう人なので。で、ヴィル様、牢屋に捕らわれてる人たちの居場所は?」
「既に把握済み~……はぁ……」
内部構造については、神鎚ミョルニルで叩いて、理解してる(反響音から、内部構造を把握した)。
「とらわれの人のもとへ向かいますか?」
「いや、大丈夫。地下牢を壊す」
かつんっ、と俺は地下牢の壁を神鎚ミョルニルで叩く。
その瞬間、地下牢が振動し出す。
すると、俺を含めた全員が、外へと一瞬で転移した。
「ど、どうなってるのじゃ!? 外に連れ出されたけども……」
「地下牢だけを破壊したんだ」
「???????」
地下牢のみを破壊し、内部に居た人を外にはじき出したのだ。
「転移魔法……使ったのかの?」
「いや、地下空間を破壊した結果、空間内に居た人たちが、空間外へとはじき飛ばされたんだ」
「な、何を言ってるのか……さっぱりじゃ……」
まあ、何はともあれ、捕らわれていた人たち全員を、外に出すことができたのだった。
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