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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
三章

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213.ロクサーヌ



《ロクサーヌSide》


 魔族の少女ロクサーヌは、ヴィルの創る魔道具の数々に、驚かされていた。

 世の中、こんなに凄い道具を作る人がいるのかと。


 いやでも、この人は本当に人間なのだろうか……?


「もしや魔族なのか……?」

「あの、ロクサーヌ様?」


 馬車に同行してる、獣人の少女が声をかけてきた。

 そう言えばあいさつをしてなかった気がしたので、ロクサーヌは慌てて頭を下げる。


「申し訳ない。そなたの名前を伺ってもよいだろうか?」

「あ、はい! 私はポロと申します! ヴィル様の従者をやっております!」

「そうであったか。ロクサーヌと申す。以後、お見知りおきを」


 さてあいさつを済ませたところで、ずっと気になっていたことを尋ねる。


「ポロ殿……おたずねしたい。ヴィル殿は、本当に人間なのだろうか?」

「と、申しますと?」

「あのお方の作る魔道具、とてもすごい。もしや、人間ではないのでは……と思って」


 魔族だったら、仲間にしたいくらいだ。

 しかしポロは首を振る。


「ヴィル様は間違いなく、人間ですよ」

「そ、そうか……」


 非常に残念だった。

 魔族だったら良かったのに……。


「あの、ロクサーヌ様。魔族とは、そもそもどういう種族なのでしょうか?」

「む? そなたは知らぬのか?」

「はい。何分、田舎育ちですゆえ。外のことを知らないのです」

「なるほどそうであったか」


 こちらはヴィルに依頼をしてる身だ。そのヴィルの従者に対しては、彼と同じくらい、丁重に扱わねばならぬ。

 ロクサーヌは居住まいを正して、説明することにした。

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