200.夏の海【閑話】
【★おしらせ】
書籍版、本日発売です!
Mノベルス(双葉社)さまから、出ます!
【★購入こちら!】
https://gaugau.futabanet.jp/list/work/649d23f8a53aef9e19000003
夏の海、美少女勇者達が水着姿になってる……。
みんな……いいな……。
「骨格が……!」
「そこはスタイルが、じゃろうがぁあい!」
銀髪の美女が出現し、ツッコミを入れてきた。
「おお、夜空。その姿では久しぶりだなぁ」
闇の聖剣、夜空。人間の姿だ。
最近はポロの剣としての役割が多く、あんまり人の姿にならないんだよなぁ。
「るーもいるよぉ!」
「おお、ルクス~。おまえも出てきたか」
「でてきたー!」
光の聖剣ルクス。
美女姿の夜空とは対照的に、まだ生まれたばかりということもあって、幼女の姿をしてる。
夜空はビキニ、ルクスはワンピース型の水着を身につけていた。
「おー、二人とも骨格」
「完成した道具を見る目でほめられても、微妙に喜びにくいぞ我が創造主よ……」
え? なんでだろう。
「形を褒めるって、道具からすれば最高の賛辞なんじゃあないのか?」
「わらわも含め、女子はフォルムじゃなく、水着姿を褒めて欲しいのじゃ。のぅ?」
振り向くと、勇者たちがうんうんうんうん、と激しくうなずいてる。
うーん……。
「え、水着姿って、水着を着た姿っていみだろ? つまり水着を身に付けたフォルムを褒めて欲しいんじゃあないの?」
「「「「そうだけど、そうじゃあない!」」」」
ええー……わからん……どうすればいいんだよぉう。
「くくく、創造主は作ること以外はからきしだなぁ」




