表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

193/283

193.職人技




 俺は戦法、英雄再現トレーサビリティを使う。

 触れた道具の、持ち主の動きを再現するというもの。



「んだよぉそれえええ! 意味わからねえよぉ!」



 魔剣を手に、ウィニーちゃんが斬りかかってきた。

 剣術スキルを創出し、それを使ってる彼女の動きは実に流麗だ。



 俺を効率よく殺そうと、斬撃を放ってくる。

 一方で俺は(ボックス)から、かつて作った鉄の剣を手に持って、彼女の剣を受け流す。



 どんな攻撃も受け流し、華麗に避けて見せる。

 氷の勇者キャロラインの動きを再現してるのだ。



『すごいで……ヴィルやん』

「アイス」



 キャロラインの聖剣の意思、剣精アイスバーグが驚いたような声を上げる。



『完璧に、うちのキャロラインの動きや。信じられへんわ……ほんまに触れただけで、その武器の持ち主の動きをまねられるなんて』

「そんなに信じられないか? 簡単だと思うんだけど」



 たとえば、刃こぼれ。

 それを見れば、どんな力で剣を振った、その結果剣が刃こぼれしたのかわかる。

 柄のすり切れ具合を見れば、どの程度の力で握っていたのかわかる。



 そんな風に、道具には使い手の記憶がたっぷり染みついてるのだ。

 それを読み取り、再現する。難しいことじゃあない。



『いやいやいや、むずかしいわ! 人間業じゃあないで!』

「ああ、職人技だしな」

『誰が上手いことを言えと……!』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ