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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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192.英雄再現《トーレサビリティ》




 ウィニーちゃんが万物破壊のスキルを作り上げ、それを肉体に取り込み、剣へと変えた。



 その剣には破壊の稲妻が宿っている。


 彼女は凄まじい速度で近づくと、熟達した剣士の動きで、斬撃を放ってきた。



 がきいいいいいいいいいいん!



「なっ!? て、てめえ……! どうして剣を受け止められる!?」



 ウィニーちゃんは剣士の動きをしていた。

 たぶん剣術スキルを作り出して、己に付与したのだろう。



 剣術スキル、プラス破壊の剣……ううん、魔剣。

 その二つのコンボの前に、単なる鍛冶師である俺が敵うわけがない……はずだった。



 しかし俺は、魔剣を神鎚ミョルニルで受け止めてる。

 がきんっ! きんっ! きんきんきんきんっ!



「剣術が受け流される……これは、剣士の動き! てめえどうやって……! ボクと同じ、スキルを創世したのか!?」


「ちがうよ。力を借りてるだけさ」

「なんだとぉお!?」



 俺の体は青白く光り輝いている。



「俺は剣士キャロラインの動きを、トレースしてるのさ」

「訳がわからないぞ……!」



 ぐっ、だんっ……! と突っ込んでくるウィニーちゃん。

 光速の斬撃で俺を粉みじんにしようとする。



 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!



「俺は今までたくさんの武器を作ってきた。その武器のへこみ具合、摩耗具合から、どういう動きで、どういう攻撃を放ってきたのか……読み取ることができる」


 俺はウィニーちゃんの攻撃をいなしながら言う。



「そこから応用発展し……。俺は、触れたことのある武器や道具から、使い手の動きを読み取り……トレースすることができる」



 それを、超錬成スキルを使って、肉体を改造することで、その動きを100%トレースする。



「これが、鍛冶師の戦法。【英雄再現トーレサビリティ】だ」

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