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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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187.回収




 ヴィルの創った、新しい神器。

 複合神器。



 ふたつの神器を組み合わせることで、さらなる効果を発揮するというもの。

 キャロラインの氷の聖剣、そしてペルシャの水の聖剣。



 二つを組み合わせできた、複合神器。



「名付けるなら……霧氷九尾、なんてね」



 ヴィルがどや顔で名付けた。

 その瞬間、霧氷九尾がさらに強く輝く。



 ヴィルという天才職人が銘をつけることで、神器としての格が一段階上がったのだ。

 もちろんヴィルは気づいていない。



「くぉおおおおおおおおおん!」



 霧氷九尾が再び、鳴く。

 すると体が粉々に砕け散った。




 ウィニーのいる核だけが残されている。


「ポロ! 俺を負ぶってあそこへ運んでくれ」

「わかりました!」



 獣人ポロがヴィルを背負うと、空気ブロックをたんたんたん! と軽やかに踏みつけて接近。

 そのままヴィルはポロの背中を蹴って、ウィニーのもとへ。



「全修復……!」



 ヴィルの神鎚ミョルニルが、ウィニーの核をぶったたく。

 その瞬間、彼女の体から、1本の弓が分離された。



「ロー!」



 火の聖剣ファイア・ロー。

 ウィニーの体に組み込まれた、ヨウの相棒だ。


 

 ヴィルはローを回収。

 落ちていくヴィルをポロがキャッチすると、ヨウのもとへと戻ってきた。



「ほら、ヨウ。もうなくしちゃだめだぜ?」



 ヨウはヴィルから聖剣を受け取ると、涙を流しなら、何度も頭を下げる。



「ありがとうございました、ヴィル様!」

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