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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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174.ふたりで戦おう



 俺たちの前には巨大な、炎の魔神が現れている。

 人間っぽい上半身を持つそいつは、精霊のイフリートってやつに似てるように見えた。



 だがでかい。

 桁外れにでかい。多分聖剣ファイア・ローを取り込んで、そのパワーを使って動力としてるのだろう。



「一旦護神像に戻るでありますか?」

「いや……ポロ! 下がっててくれ……!」



 俺は空中を飛んでいる護神像、アールマティ。

 それを操作してるポロに向かって声を張り上げる。



 ポロはおとなしく俺の言うことを聞いてくれた。

 回転するカメはどこかへと飛んでいく。



「な、なんででありますか?」

「相性の問題だな。カメの回転アタックしようとしたら、多分溶けちまうしよ」

「た、確かに……あの中にはたくさんの砂漠エルフさんたちがいるし……じゃあどうやって倒すのであります?」

「ま、俺とおまえでやるしかないでしょう」



 戦闘員は俺とヨウだけだしな。

 ポロは一旦離脱してるわけだし。



「い、いけますかね……うち、ヴィル様の足を引っ張っちゃうんじゃ……」

「大丈夫大丈夫。てゆーか、おまえが居れば勝てるよ。優秀な狩人だしな」

「でも……ローがいないし……」



 俺は笑って、ヨウの頭を撫でる。



「んじゃ、俺がローの代わりにおまえをサポートする。ふたりで倒そうぜ!」



 ヨウは目を閉じて、小さくうなずく。

 その目にはさっきまでのような、迷いは感じられなかった。よし。いくか。


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