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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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173.同化してるぜ




《ヴィルSide》


 ウィニーちゃんがキレてしまった。

 俺は別に怒らせるつもりはなかったんだがなぁ。



「うごぉあおああああああああああああああああああああ!」



 ごごごご……! とウィニーちゃんの身体が変化する。

 いや、違う。



「身体が聖剣……いや! 建物ごと取り込もうとしてるのであります!?」



 確かに地面や周りにあるもの、全てがウィニーちゃんに取り込まれていく。

 多分あの子の能力かなにかなんだろう。



「ヴィル様! 脱出するでありますよ!」



 ヨウが俺の首根っこをつかんで走り出す。

 すごい速さで走りさる。



 彼女の前には火の鳥が飛んでいた。

 多分ヨウが出した魔法矢だろう。



 あの鳥が周囲に先導してもらいながら、俺たちは出口へと向かう。

 しかし……。



「んな!? 入り口が塞がれてるのであります!?」



 俺たちの前には反たった壁があった。

 多分この先に出口へとルートが本来会ったのだろう。



 ウィニーちゃんが通路を塞いでしまって、出れなくなったって訳か。



「いったいどうすれば……このままじゃ……うちらも取り込まれてしまうのであります!」

「問題ないだろ。万物破壊!」



 俺は右手にやどったものつくりスキル、万物破壊を発動。

 壁を思いっきしなぐると、そこに巨大な穴が開く。



「よし、脱出だ」

「は、はいであります! やっぱり万物破壊……規格外でありますよぉ~……すごい……」



 走って行くとやがて出口へと到着した。

 俺たちがぴょいっ、と外へ飛び出る。



「うひゃぁあああああああああああああああああああああ!」



 ヨウと俺が空中へと投げ出される。

 神鎚を使って空気のブロックを作り出し、その上に乗っかる。



「おー! こいつぁ……すげえぜ!」



 俺たちの前には、空中要塞だったものがあった。

 しかし今は、姿をガラッと変える。



 空を飛ぶ炎の魔神、とでもいえばいいのか。

 炎でできた巨大な、人間型の何かがそこにはあった。



 おそらく、ウィニーちゃんだ。

 要塞と聖剣を取り込んで、姿を作り替えたのだろう……。



「うん! すげえ……!」

「感心してどうするんでありますかぁ~!」


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