170.同族嫌悪
空中要塞を作った、ウィニーちゃんと物作りバトルだ……!
「ボクのこと、とことん馬鹿にしやがって! 後悔させてやるからなぁ……! ヴィルぅうううううううう!」
「そんな! 馬鹿にしてないぜ! これ作ったやつには、最大の敬意を払ってるぜ!」
それは本当だ。
まじでこの空中要塞、すごいとおもう。
発想が、すごいもんな。
「君の体と、物体とを合体させてるんだろ?」
「なっ!? て、てめ……! どうしてそれがわかるんだ!?」
「え、わかるでしょ? 一回壊したら、どんな道具でも、構造わかるでしょ?」
「わからねえよぉお!」
そうかぁ……?
「この空中要塞を作った、君ほどの職人なら、できると思うんだがなぁ」
「てめえはよぉお……」
なぜかぶち切れの表情で、ウィニーがつぶやく。
「無自覚に、地雷原を踏み抜いていくなぁ……!」
「え、地雷原? どこどこ?」
「確かに……! この要塞を作った人は! 凄い職人だし、その人なら……壊した物を一回で理解できるだろうよぉお!」
「だろぉ? な! 俺たち仲間だぜ!」
「あああああああ今殺す! 直ぐ殺すぅうううううう!」
えー、何怒ってるのん……?
「そんなに、俺とウィニーちゃん、同じって思われるのがいやなのかな……?」
「てめえとあの人が同じなのが、いやなんだよおぉ……!」
あの人って誰……?
「もう良い殺す……準備は、整った」
「お! まじか! 次何見せてくれるの~?」
たのしみ~。
そんな様子の俺を、ヨウがあきれたように見ていた。
「命がけのバトルとは思えない、緊張感のなさでございます……」
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