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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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160.キレる、出来損ない


《ウィニーSide》


「う゛ぃるうぅううううううううううううううがあぁああああああああああああああああああああああああああ!!!」


 ヴィルの敵、七福塵しちふくじんが作りし作品こども、ウィニー。


 彼女はこの空中要塞と体を同化させていた。

 ヴィルの操作する護神像に一方的にやられ……。


 しかも、この要塞の中へと、侵入を許してしまった。


「屈辱だ……! くそっ! くそっ! くそぉ!」


 ウィニーは自分が、七福塵しちふくじんの作った作品の中で、一番優れていると思っている。

 優れていないとだめだと、思ってる。

 

 ……だから、ヴィルが許せないのだ。

 自分よりも上手に道具を操り、神のごとき力を振るう……ヴィルのことが。



「はぁ……はぁ……ま、まあいい。馬鹿な猿め。わざわざ敵の体内に入ってきたやがったんだ。返り討ちにしてやるよぉ! ヴィルぅう!」


 今、ウィニーはこの空中要塞の一部となっている。

 この内部の構造を自在に変形可能だ。


 ヴィルはそのことを知らない。


 ウィニーは異物の場所を特定する。


「いた……! ヴィル……それと、だれだこいつ? まあいい、どっちもぶっ殺してやるよ!」

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― 新着の感想 ―
[一言] ウィニーちゃん、今回は珍しく長丁場でガンバってるなあ。
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