156.中へ
俺の操作した護神像は、敵のプラズマ砲を反射して見せた。
相手は焦ってるのか、無謀な連射を繰り返してくる。
俺はそれを時にかわし、回避できないときは弾いて攻撃を返す。
プラズマは空中要塞を穴ぼこにかえてしまう……実にもったいねえ。
まああとで、直してバラして、構造を理解させてもらおう!
空飛ぶ要塞なんて、そうそうお目にかかれるもんじゃあないしな。
「! ヴィル様、敵の要塞が修復していきます!」
「なぁんだとー!?」
うぉお! ほんとうじゃーん!
穴ぼこになっていたところが、瞬時に治ってるじゃあないかー! うひょー!
「う゛ぃ、ヴィル様……そんなうれしいんです?」
「おう! すげえじゃあん、修復を付与してるのかなー? それとも、修復作用のある素材を使ってるのかなー? どっちにしろすげえ技術だ! 是非とも作り方を知りたいな!」
「ヴィル様にとっては、この程度ピンチでもなんでもないのですね……」
「おうよ! しかし……」
ふむ、このまま外から攻撃しても、また修復されてしまいそうだ。
「ポロ!」
「は、はい」
俺は彼女の手を掴む。
かぁ……とポロが顔を赤らめて「あ、あのしょの……」となんかつぶやく。どうしたんだ?
まあいいや。
俺は操作盤に、ポロの手を乗せる。
「え?」
「まかせた!」
「ヴィル様!?」
俺は護神像の操作をポロに任せて、建物の外へと向かう。
「ど、どこへいかれるのでありますか!?」
ヨウが後ろからついてくる。
「もちろん、あの要塞のなかだよ!」
「ええええ!? て、敵陣に乗り込むのですか!?」
「おうよ!」
中に入って、構造を調べるのだ!
ついでに無力化してこようっと!
【☆★読者の皆様へ お願いがあります★☆】
良ければブックマークや評価を頂けると嬉しいです!
現時点でも構いませんので、
ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると幸いです!
ポイントが入ると、更新を続けていくモチベーションが上がります!
よろしくお願いします!




