155.理論鏡面
俺の操る護神像は、敵のプラズマ砲を反射して見せた。
「う゛ぃ、ヴィル様……一体何が起きてるんですか?」
「おう、ポロ。鏡面反射だよ」
「きょ、鏡面反射……?」
ムズカシイ言葉を使ったが……。
「ようは、光が鏡に反射する現象のことだな」
光は鏡面とぶつかり、反射することで、鏡に自分の姿ががうつって見える。
「このとき、鏡面に凹凸があると、光を100%反射できないんだ。俺は錬成スキルで、鏡面の凹凸をゼロにした鏡面……理論鏡面とでもいうのかな、それを作り出した」
「理論鏡面……」
「光だけでなく、魔法も攻撃も、すべて100%、はじき返す鏡だよ」
実際に鏡を作る際にはどうしても凹凸ができる物だが、俺の持つ神の物作りスキルならば、作り出すことが可能。
「そんなもの……よく思いつきますね」
「え、そう? 何でも作れる力が手に入ったら、とりあえず何でも作ってみたくない?」
「それを実行しようという気すら、起きないですよ。やっぱり、ヴィル様はすごいです」
まあそんなわけで、理論鏡面によって、俺は敵のプラズマ砲を100%反射して返すことができた次第だ。
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