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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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152.怒りの炎



 リクガメがひらりひらりと、砲撃を交わしていく。

 見事な運転技術だ。


 一方でウィニーの砲撃は全く当たらない。

 またこちらの操縦を上回るテクで、向こうが翻弄してくる。


 ウィニーはヴィルの乗ってる護神像を、にらみつける。


「ヴィルぅう! てめえぇふざけんなよ! なんだよ! 道具の使い方も、ぼくより上だって言うのかよ!!!!!!!!!!!!!」


 ウィニーは許せなかった。

 自分と同じ存在のくせに、父から愛されてる、ヴィルが。

 自分と同じはずのくせに、自分より優れてる……ヴィルが。


「ゆるせねえ……! ぼくは……ぼくはぁあああああああああああああ!」


 その瞬間、ウィニーの体から黒い炎が立ち上がる。

 それは、前に取り込んだ、火の聖剣ファイア・ローの炎だ。


 ウィニーはヨウから卑劣な手段で、火の聖剣を奪ってたのである。

 その武器を体の中に取り込んでいたのである。


「くそが……! 燃やす……消し炭に……してやるよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


 立ち上がる黒い炎は、彼女のいるコックピットから漏れ出て、空中要塞の隅々に行き渡る。

 

「ぼくは……ぼくがNo.1なんだ! パパの一番の作品なんだ! あんな屑とちがって……ぼくが純粋な! 七福塵しちふくじんの! 傑作なんだよぉおおお!」


【★新作の短編、投稿しました!】


タイトルは――


『田舎ぐらしの幻獣配信者~ブラック企業をクビになった俺、実家の山でドラゴンを拾ったのでペット配信したら大バズりし、超人気YouTuberとなる。今更会社に戻って広告塔やれと言われてもお断りです』


ページ下部↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!

リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://book1.adouzi.eu.org/n5749ig/


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