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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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149/283

149.スピンアタック



 俺は護神像を改造して、空を飛べるようにした。

 回転しながら飛んでいる、巨大リクガメことアールマティ。


 一方で空中要塞も黙っちゃいないらしい。


「おお! 砲台が生えてきた! にょきっと!」


 城壁の一部が軟質性のパーツにでもなってるのかな?

 そこが変形して無数の砲台になった!


 どどぅ……!


「ヴィル様! 敵が砲撃を放ってきました!」

「問題ないない」


 俺たちがいるのはこのアールマティのなか。

 操作用の部屋の中だ。


 幾何学的な模様が走る部屋の中央には、台座に載った水晶玉が鎮座してる。

 俺はそこに手を置く。


「はぁ……!」


 アールマティはさらなる高速回転をはじめる。

 ぎゅわんっ! と鋭角に亀が曲がって……。


 そのまま要塞に突っ込む……!


「よしっ! いいぞ! 思った通り動く!」


 

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