138.無自覚つくる
砂漠エルフの民は、護神像アールマティのなかで暮らしてるそうだ。
その理由は……。
「今、ミダガハラ火山が異常活動をおこしてるのです。そのせいで、島全体の気温が上昇し、人の暮らせぬ死地となっておるのです」
……死地?
人が暮らせないだって。
「え、でも俺平気だったけど。なあおまえらもだろ?」
ポロがこくんとうなずく。
『あたちーのおかげー!』
「ルクスちゃんの?」
光の聖剣ルクスがうれしそうにそういう。
夜空がそこに補足をする。
『ルクスの治癒能力のおかげで、我が創造主達は火傷によるダメージを防げておるのじゃ』
「へー、そうだったんだな。使い手が持っていなくても自動治癒みたいなものができるんだ。すげえなルクス」
『いや、作ったのはおぬしなんじゃが……』
ああ、そういえばそうだった。
まあ確かに、そういうのあればべんりだなぁとは思っていたけどもな。
『思うだけですごい機能をつけるとは、さすが我が創造主じゃな』
【★新作の短編、投稿しました!】
タイトルは――
『最強【結界師】の気ままな新婚旅行〜弱すぎる味方に最強結界を施してたのに、自分が強くなったと勘違いした勇者に追放された。効果が永続じゃないと気づいても遅い、俺を溺愛してくれる幼馴染と旅してる』
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