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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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128/283

128.次の島へ



 翌日、俺たちは砂漠を抜けて、イチノシマの外縁へとやってきた。


「ふぃー……結構かかったなぁ」


 俺たちの目的は、ナナノシマにあるミダガハラ火山へと向かうこと。

 ナナノシマはここから、6つ島を越えた先にある。


「1つ島を越えるのにもだいぶかかってしまいましたね」

「まあ徒歩で、しかも砂の大地を渡るわけだからなぁ」


 あと6つ島を越えるとなると、だいぶ時間がかかると思う。

 その間にもナナノシマにあるミダガハラ火山は活発に動いている。


 いつまでも、長くこの島の砂漠エルフたちを苦しめるわけにもいかないし、ヨウの聖剣を奪った馬鹿にも、一発お見舞いしてやりたいんだが……。


 と、そのときだ。


「だ、誰か助けてぇえええええええええええええ!」

「! 女の子の悲鳴です!」


 ポロが二本の聖剣を手にとって、悲鳴のした方へと駆けだした。

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