127.結局なんなの?
俺はポロの体を指圧する。
「あっ、あっ、や、やぁ……ああっ!」
ポロが甲高い声を上げて、びくびくと体を震わせる。
犬耳としっぽは敗北したようにぺちゃりとたれて、それでいて目の奥には♡が浮かんでいるようである。
「らめぇ……らめえ……」
「ああ」
ぱっ、と俺は手を離す。
ううん、疲労を取るためにやってんだが、どうにも嫌なようだ。
痛かったのかな……。
「やだぁ……もっとぉ……」
「え、ああ……」
なんだやめて欲しいのかと思ったんだが、もっとほしいそうだ。
ぐいぐい。
「あっ、あっ、だ、だめっ! や、やぁ……! やだぁ……!」
「あ、はい」
ぱっ……。
「らめえぇ……!」
「どっちだよ……!」
やめて欲しいのか、それとももっとやってほしいのか。
「やめないで……やめてぇ……」
「お、おう……」
わ、わからん……何をして欲しいんだろうか。
結局やめて欲しいの、そうでないの?
ええい、もうわからん。
こうなったら速く疲労を取ってやろう。
ぐいぐいぐいぐい。
「あ、あ、あく、く、くる……!」
「くる? なにが?」
「だ、だめ……、いっちゃいます……!」
「え、くるの、いくの? どっちなの……?」
「~~~~~~~~~~~~~~~!」
ポロは体をびくんびくんと痙攣させて、くたぁ……とその場に倒れ伏した。
「はぁ~……きもちい……♡」
「は、はあ……そう、よかったね」
結局くるのかいくのか、やめてほしいのかそうでないのか、さっぱりわからなかった。
ただまあ、ポロが満足そうな笑顔を浮かべていたので、よしとしよう。
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