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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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127.結局なんなの?



 俺はポロの体を指圧する。


「あっ、あっ、や、やぁ……ああっ!」


 ポロが甲高い声を上げて、びくびくと体を震わせる。

 犬耳としっぽは敗北したようにぺちゃりとたれて、それでいて目の奥には♡が浮かんでいるようである。


「らめぇ……らめえ……」

「ああ」


 ぱっ、と俺は手を離す。

 ううん、疲労を取るためにやってんだが、どうにも嫌なようだ。


 痛かったのかな……。


「やだぁ……もっとぉ……」

「え、ああ……」


 なんだやめて欲しいのかと思ったんだが、もっとほしいそうだ。

 ぐいぐい。


「あっ、あっ、だ、だめっ! や、やぁ……! やだぁ……!」

「あ、はい」


 ぱっ……。


「らめえぇ……!」

「どっちだよ……!」


 やめて欲しいのか、それとももっとやってほしいのか。

 

「やめないで……やめてぇ……」

「お、おう……」


 わ、わからん……何をして欲しいんだろうか。 

 結局やめて欲しいの、そうでないの?


 ええい、もうわからん。

 こうなったら速く疲労を取ってやろう。

 ぐいぐいぐいぐい。


「あ、あ、あく、く、くる……!」

「くる? なにが?」

「だ、だめ……、いっちゃいます……!」

「え、くるの、いくの? どっちなの……?」

「~~~~~~~~~~~~~~~!」


 ポロは体をびくんびくんと痙攣させて、くたぁ……とその場に倒れ伏した。


「はぁ~……きもちい……♡」

「は、はあ……そう、よかったね」


 結局くるのかいくのか、やめてほしいのかそうでないのか、さっぱりわからなかった。

 ただまあ、ポロが満足そうな笑顔を浮かべていたので、よしとしよう。

 

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