125.指圧
疲労がたまっているポロ。
そんなカノジョに、俺はマッサージしてやることにした。
「ま、マッサージ……ですか」
「おうよ。疲れてる細胞の場所はわかってるからさ。そこをスキルで作り替える」
「は、ハンマーで……ですか?」
「いや、それよりいいものがある。指だ」
ハンマーだと、狭い場所をピンポイントで、触れることができないからな。
だから、指にスキルを宿して、それで「お願いしますっ!!!!!!」
ずいっ、とポロが顔を近づけて叫ぶ。
お、おう……なんでそんな乗り気なん……?
「是非とも! お願いします! 指圧マッサージ!」
「おうよ。任せな。あ、そうだ。押しやすいように、薄着になってきてくれ」
「はいっ!」
ぶんぶか、と尻尾を振り回しながら、部屋を出て行ったのだった。
「…………」
「うぉっ!? ヨウ……どうした?」
振り返ると、そこにはヨウがいて、じっと俺を見つめていた。
彼女はぷいっ、とそっぽ向いて出て行ったのだった。な、なんなのん……?
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