115.あいびき?
《ポロSide》
一方、獣人ポロは夜の自主練を終えて、ホテルの中に戻ってきた。
最近は毎日、夜空、そしてルクスを使っての鍛錬をかかしていない。
「お風呂入りましょう、ふたりとも」
『うむ』『はいるー!』
1本の長剣、そして1本の短剣をたずさえたポロが、ふと、ある部屋から物音がすること気づく。
「ヴィル様……?」
しかしポロの耳は、部屋の中からふたりの声をキャッチする。
ふたり……ヴィルと……。
「まさか……ヨウ様?」
寡黙で、かっこいい、砂漠エルフの勇者ヨウ。
そんなふたりが……同じ部屋にいる!?
「こ、これは……」
気になる。非常に気になる。
同じ部屋で何をしてるのだろうか……。
『逢い引きじゃな』『あいびき? はんばーぐー?』『逢瀬ともいう』『おーせー?』
逢い引き……逢い引き……。
「そ、そんな……いやいや、まさか……」
しかし気になった。
ポロの耳が、ぴんっ、ぴんっ、と動く。
「あ、ああー耳が勝手に動いてしまう~」
どうしても確かめたかったポロは、音のする方へと向かう。
【★読者の皆様へ お願いがあります】
ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります!
現時点でも構いませんので、
ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると嬉しいです!
お好きな★を入れてください!
よろしくお願いします!




