111.ラッキースケベだYO
火の勇者ヨウは、ヴィルの作ったホテルの、シャワーを浴びていた。
温かいお湯を頭からあびると、体中の疲労が溶けて体から抜け落ちていくような心地になる。
「ほへえ……きもちええ……シャワーなんてひっさしぶり~……」
フォティヤトゥヤァにも風呂はある。風呂というか、露天風呂だが。
ミダガハラ火山が活発化した影響で温泉が入れなくなったのだ。
以後、彼女たちは水浴びすることいがいに、体を清める手段がなかった。
「しかしヴィル様は相変わらずすごいなぁ~……シャワー作るとか、天才じゃーん……」
きゅっ、とヨウはコックを閉める。
湯船に浸かろうとしたそのときだ。
がらっ。
「「あ」」
ちょうど、ヴィルも風呂に入ってきたのだ……。
自分は、タオル一枚身につけてない状態。
小麦に日に焼けた肌を……。
「い、やぁああああああああああああ! すみませぬぅうううううう! お見苦しいものをぉおおおおおおおお!」
なぜか見られた方であるヨウが、その場で土下座するのだった。
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