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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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111.ラッキースケベだYO



 火の勇者ヨウは、ヴィルの作ったホテルの、シャワーを浴びていた。

 温かいお湯を頭からあびると、体中の疲労が溶けて体から抜け落ちていくような心地になる。


「ほへえ……きもちええ……シャワーなんてひっさしぶり~……」


 フォティヤトゥヤァにも風呂はある。風呂というか、露天風呂だが。

 ミダガハラ火山が活発化した影響で温泉が入れなくなったのだ。


 以後、彼女たちは水浴びすることいがいに、体を清める手段がなかった。


「しかしヴィル様は相変わらずすごいなぁ~……シャワー作るとか、天才じゃーん……」


 きゅっ、とヨウはコックを閉める。

 湯船に浸かろうとしたそのときだ。


 がらっ。


「「あ」」


 ちょうど、ヴィルも風呂に入ってきたのだ……。

 自分は、タオル一枚身につけてない状態。


 小麦に日に焼けた肌を……。


「い、やぁああああああああああああ! すみませぬぅうううううう! お見苦しいものをぉおおおおおおおお!」


 なぜか見られた方であるヨウが、その場で土下座するのだった。

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