106.無事
砂蟲を落下で倒した。
その後。
「解体」
俺は砂蟲の死体を、神鎚ミョルニルでコツンと叩く。
万物破壊スキルをデチューンした、解体スキルを使って、死体をバラす。
バラバラ……と砂蟲から取れる素材のなかに、美しい砂漠エルフの少女が倒れていた。
「だいじょうぶかい、ヨウ」
「…………」
日に焼けた肌に、銀の髪の毛。
豊満な体つき。
勇者であはあるが、本業は狩人。
チューブトップにホットパンツと、そして胸当てと非常に薄着をしている。
「…………」
どうやら俺のあげたマントも消化されてしまったらしい。
彼女は体を丸めてうずくまってしまう。
「ど、どうしたのでしょうか、ヨウ様。具合でも悪いのでしょうか……?」
「いや、照れてんだろ」
俺は■から外套を取り出して、ヨウに頭からかけてあげる。
彼女はあわててマントをすっぽりとかぶって、安堵の息をついた。
「無事で何より」
「…………ありがとう」
さて。ヨウも無事だったし、先に進むかね。
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