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【完結】追放された鍛冶師はチートスキルで伝説を作りまくる 〜婚約者に店を追い出されたけど、気ままにモノ作っていられる今の方が幸せです〜  作者: 茨木野
二章

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106/283

106.無事



 砂蟲サンドワームを落下で倒した。

 その後。


「解体」


 俺は砂蟲サンドワームの死体を、神鎚ミョルニルでコツンと叩く。

 万物破壊スキルをデチューンした、解体スキルを使って、死体をバラす。


 バラバラ……と砂蟲サンドワームから取れる素材のなかに、美しい砂漠エルフの少女が倒れていた。


「だいじょうぶかい、ヨウ」

「…………」


 日に焼けた肌に、銀の髪の毛。

 豊満な体つき。


 勇者であはあるが、本業は狩人。

 チューブトップにホットパンツと、そして胸当てと非常に薄着をしている。



「…………」


 どうやら俺のあげたマントも消化されてしまったらしい。

 彼女は体を丸めてうずくまってしまう。

「ど、どうしたのでしょうか、ヨウ様。具合でも悪いのでしょうか……?」

「いや、照れてんだろ」


 俺は(ボックス)から外套を取り出して、ヨウに頭からかけてあげる。

 彼女はあわててマントをすっぽりとかぶって、安堵の息をついた。


「無事で何より」

「…………ありがとう」


 さて。ヨウも無事だったし、先に進むかね。


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