第109話 女の子たちと卒業式?
どうして人って人を好きになるんでしょうね?
2次元のほうがかわいい、それはわかってるはずなのになぜか好きになっちゃうんですよね。
やっぱり本能なんでしょうかね?
このゲームおもしろいといいなーと思ってやったゲームが抜きゲーで泣きそうになりました。
そういえばフォルテシモが18禁ゲーム化するらしいですね。
かなり前から発表されてたらしいんですが先日初めて知りました。
いつ発売なんだろうなー
卒業式前日。
会長が家に来た。
「どうしたんですか?その荷物」
「フラグの回収に来たよ」
おっと。話がかみ合ってないようだ。
「フラグの回収?なに言ってるんですか?」
「お正月に亮くんと結衣ちゃんがフラグ建ててくれたじゃん。その回収をね」
「会長。よく聞いてください」
「うん」
「なんでそこで素直なんですか!なんかやりにくいな……」
「ほらほら~話すことがあるならさっさと話す」
「いや、ね。女の子が男の家に住むってどうかと思うんですよ」
「優里ちゃんたちだってそうじゃない?」
「優里たちには特別な事情があるし……それについ忘れがちですけど会長はお嬢様でしょ?なにかと危ないじゃないですか」
「亮くんがボディーガードになれば全部解決するんじゃないかな」
「俺にそんなこと期待しないでください」
「ほら、暁●護衛みたいにさー」
「なんで会長が暁の護●知ってるんですか……」
「G線上●魔王も知ってるよ?」
「だめだこいつ……早くなんとかしないと……」
「それよりも、その辺は大丈夫だって」
「しょうがない……会長。正直に話します」
「うん」
「本当はこんな話するのはどうかと思うんですけどこの際仕方ありません」
「うんうん」
「実は……」
「実は?」
「金銭面で会長を養える自信がありません」
「養うだなんて。プロポーズみたいだね」
「プロポーズとかはどうでもいいですから。とりあえず金銭面で無理です」
「しょうがない……」
「?」
「私ここに毎月お金入れる」
「いや……それもどうかと……」
「ほら、なんか部屋を借りるみたいな感じで?」
「そういえば会長の部屋もありませんよ?」
さすがに6人も住むとなるとちょっとキツイものがある。
「亮くんは私と一緒に暮らしたくないの!?」
「できれば」
「こうなったら意地でもここに住んでやる」
「どうするんですか?一応この家の家主は現在俺ですけど」
「あ、もしもし?亮くんの叔父様の電話番号調べて」
最悪な相手に電話をかけようとしていた。
みんな忘れているかもしれないが『上園ゆき』の父親な。
「ちょっと待ってください。会長」
「なあに?」
「話し合いましょう」
「そうだね。平和的解決が一番だもんね」
てことで会長がうちに住むことになった。
そして卒業式。
知り合いっていっても会長くらいなもので……
爆睡していた。




