帝国四騎士 2
チドラはマガーの顔面を思いっきり殴りとばす。かなりの距離をとばされたマガーはチドラの攻撃を受けて数分後にまた俺たちの前にまで高速で戻ってくる。
「やってくれたな。今のはだいぶ効いたぜ色黒の姉ちゃん」
「ほう。多少はできるようだ。けっこうけっこう!では」
チドラはまたマガーに一気に距離を詰めるとマガーはチドラから離れて
「は!俺様がそう同じ手を何度もくらうとでも!」
「もちろんだよ。人間ごときが我の攻撃を避けれるとでも?」
チドラはマガーの背後をとりマガーは驚く。
「ばかな!俺様のスピードを極めた風魔法に追いつけるやつなどこの世にいるわけが」
「ならその思い込みは今日から変えた方が良いぞ。貴様より強く早いやつなどいくらでもいるからな!」
チドラは今度はマガーの背中を殴りつける。
「がはっ」
「おら。まだ行くぞ。さっき我の、主人の配下で遊んでもらった礼だ。とくと受け取るがいい」
チドラはマガーを殴り続けるとマガーの体はすごい拳の凹みの跡がたえなくなる。
「がっ、ぐ、お、ま、待て」
「ん?なんだ?戯言なら聞かんぞ?」
「こ、うさん、だ。だ、から、こう、げき、を、やめ」
マガーは「降参」と言うとチドラは攻撃をやめてとりあえずマガーが逃げられないようにチドラは土魔法で人の体一つ分入るほどの穴を開けそこにマガーの体を埋める。
「首だけは出してやる。逃げられないようにな。さて降参したからには我らにどうされるかの覚悟くらいはできているだろうな?」
「ああ。煮るなり焼くなり好きにしろ!俺様は負けたんだ。四騎士で負けるやつなど不要!死んで当たり前だ!さ!早く殺せ!」
マガーは首だけ出ている体で叫ぶとチドラが俺に
「主人。こいつをどうするかは主人が決めてください。我は久々に良いサンドバッグができてよかったですから。最近はザオーガも相手をしてくれないからなかなか骨のあるやつがいないんだ」
チドラが俺に言った後になぜかきいていたマガーはいじけており
「この俺様が、帝国のスピードスターと呼ばれた俺様がサンドバッグだと。そんな、そんな、そんなぁ!」
チドラも遠慮がないやつだ。まぁいい。こいつから帝国の情報を得るか。ヨトリにも参加してもらおう。
「ではチドラはミワとシュラを連れて都市に戻っていてくれ。俺とヨトリはこいつを尋問する」
俺はチドラに命令するとチドラは2人を連れ亜人都市に向かい、俺とヨトリはマガーの尋問をすることにした。




