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破滅転生〜女神からの加護を受けて異世界に転生する〜  作者: アークマ


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消えた村長

 俺とミワ、シュラの3人で案内されたアザトス村の現在村長をしている場所に向かう。ヨトリはマーズに預けてきた。


「さて。俺が世話になった村長を殺して亜人をクソ扱いする奴は殺してやらねぇとな」


 シュラは勢いよく村長の家のドアを破壊したがそこはもぬけのからだった。


「おい。ここは本当に村長の家か?誰もいねぇぞ」

「マーズに聞いた話だとここのはずだが?」


 俺はシュラに言うとシュラは手当たり次第に暴れだす。


「くそ!くそくそくそくそ!誰もいねぇじゃねぇかよ!これじゃ俺たちの里を襲ったやつの手がかりも掴めやしないじゃないか!もしかしたら可能性はあると思ってたのによう!」


 シュラは暴れ回りながら言う。確かに帝国から派遣されてきたやつなら知っていたかもしれないな。ザオーガの里を襲ったやつ。

 シュラが暴れて数分後にマーズは村長の家に来て


「どうですか?シュラ様。村長はいましたか?」

「いや、誰もいなくもぬけのからだ。まさか逃げたのか?」


 シュラがマーズに言うとマーズは「ありえません」とこたえる。


「やつにはメイギス?か忘れましたが凄腕の魔法使いがついています。それにさっき旅人さんが俺に渡したあの女もアドスの手下です」


 ヨトリもアドスの手下と認識している?まさか


「マーズお前まさか」

「安心してください旅人さん。ヨトリは丁重にお預かりしております。そこのミワ様がヨトリに手荒な真似をしたら骨を粉砕骨折させるというので」


 マーズは怯えながら俺に言うとミワは


「当たり前よ。何回私にヨトリを回復させれば気が済むのかしら。これ以上余計なことはしてほしくないし。それにあの子もかわいそうよ。あの子はあの子なりの戦いをしていたのだから」


 ミワはヨトリの身を案じていたのかやっぱり可愛いやつだな。うちの妹は!


「それで村長のやつがいないならどうしますか?いつも護衛をつけながら出ていましたからいないとなるとどこに行っているのかかいもくけんとうもつかないんですが」


 マーズがそう言うと俺達は正直手詰まりになる。マーズくらいしかここを管理しているやつのことを知る奴はいないからな。


「や、つなら。もう、多分、死んだ、わ」


 俺達が村長の家で村長がどこに行ったかを考えていると村長の家の前にふらふら歩きのヨトリが現れる。


「ヨトリ!無理はしてはダメよ!」

「は、はは。無理しなきゃダメでしょ。今は。アドスのことを知るもの、は、もう、私くらいしか、いないのだから」


 ヨトリは地面に倒れながらそう言った。

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